2026.9.30

明石高専はどんな学校?特徴・学び・求められる人物像・卒業後の進路を解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島本校 吉川先生

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皆さんこんにちは!飛高専広島校教室長の吉川です!

「明石高専ってどんな学校?」「普通の高校と何が違うの?」「どんな学科があって、卒業後はどんな進路に進めるの?」と気になっている中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

明石工業高等専門学校、通称「明石高専」は、兵庫県明石市にある高等専門学校です。中学校卒業後に入学し、5年間の一貫教育を通して一般教養と専門的な知識・技術を学べることが大きな特徴です。

また、明石高専では本科卒業後に就職するだけでなく、大学3年次への編入学や専攻科への進学など、さまざまな進路を選択できます。令和7年度は本科168名の卒業者のうち、57名が就職、107名が進学しており、進学を選ぶ学生も多いことが分かります。

今回は、明石高専の特徴や学科、どんな人に向いているのか、そして卒業後の進路まで、中学生にも分かりやすく解説します。

明石高専はどんな学校?5年間で専門分野を学べる高専

明石高専の大きな特徴は、中学校を卒業した15歳頃から専門教育をスタートできることです。

一般的な高校では、高校1~3年生の段階では普通科目を中心に学び、大学進学などを目指します。一方、高専では一般教養を学びながら、早い段階から専門科目や実験・実習にも取り組みます。

明石高専では本科5年間の教育に加えて、その後2年間の専攻科も設けられており、希望すれば合計7年間にわたって専門的な教育・研究を続けることができます。

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実験・実習を通して「使える知識」を身につける

明石高専の学びでは、教科書を読んで知識を覚えるだけではありません。

学校公式サイトでも、実験や実習、設計・製図などを通して、授業で学んだ理論を実際に体験しながら身につける教育が特徴として紹介されています。

例えば、数学や物理で学んだ内容が、機械の設計や電気回路、建物の構造などにどのようにつながっているのかを、実際の授業や実習を通して考えることができます。

そのため、「数学や理科が好き」というだけでなく、「なぜこうなるのかを考えるのが好き」「実際にものを作ったり動かしたりしてみたい」という人にも向いている学校です。

また、インターンシップなど企業と関わる機会も設けられており、学校で学んだ専門知識が社会でどのように使われているのかを知る機会にもつながっています。

明石高専の学科は4つ!興味のある分野から選ぼう

明石高専には、本科に機械工学科・電気情報工学科・都市システム工学科・建築学科の4つの学科があります。

どの学科も工学分野を専門的に学びますが、扱う内容はそれぞれ異なります。

機械工学科|ものづくりや機械に興味がある人向け

機械工学科では、機械の設計や製造など、ものづくりに関わる専門知識を学びます。

将来は自動車、ロボット、製造設備などの開発・設計に関わる仕事を目指すこともできます。

明石高専の公式情報では、機械工学科の卒業生は、重工業、鉄鋼、自動車、ロボット、機械メーカーだけでなく、鉄道、電力、ガスなどのインフラ関連企業でも活躍しています。

「機械を動かす仕組みに興味がある」「自動車やロボットが好き」「将来ものづくりに関わりたい」という人に向いている学科です。

電気情報工学科|電気・電子・情報を幅広く学ぶ

電気情報工学科では、電気・電子分野に加えて情報技術についても学びます。

現代の社会では、製造業や通信、ITなど、さまざまな分野で電気や情報技術が必要とされています。

そのため、将来の進路も幅広く考えられる分野です。

「パソコンやプログラミングに興味がある」「電子機器の仕組みが気になる」「電気や情報技術を使って社会を支えたい」という人は、電気情報工学科を候補にするとよいでしょう。

都市システム工学科|道路・橋・まちづくりを学ぶ

都市システム工学科では、社会を支えるインフラやまちづくりについて学びます。

道路、橋、河川、交通など、人々の生活に欠かせない社会基盤に関わる分野です。

建設会社やコンサルタント、官公庁など、幅広い進路につながることも特徴です。

「大きな構造物を作る仕事に興味がある」「安全で暮らしやすいまちをつくりたい」「社会を支える仕事がしたい」という人に向いています。

建築学科|建物や空間をつくる仕事につながる

建築学科では、建築物の設計や構造、環境など、建物をつくるために必要な専門知識を学びます。

「家やビルを見るのが好き」「図面を描くことに興味がある」「将来は建築士を目指したい」という人にとって魅力的な学科です。

明石高専の令和7年度の進路を見ると、建築学科では46名の卒業者のうち11名が就職し、29名が大学編入学等、5名が専攻科へ進学しています。

就職だけでなく、さらに大学や専攻科で建築を学ぶ道も選択されています。

明石高専はどんな人に向いている?

明石高専を目指すなら、「偏差値が高そうだから」という理由だけでなく、自分が高専の学習スタイルに合っているかを考えることが大切です。

高専では、普通高校とは異なるペースで専門教育が始まります。そのため、自分から興味を持って学ぶ姿勢が重要になります。

数学・理科が好きで、専門分野を深く学びたい人

明石高専に向いている人の一つの特徴は、数学や理科などの理系科目に興味があることです。

もちろん、入学前から専門知識を完璧に身につけておく必要はありません。しかし、「なぜこの現象が起こるのだろう」「この機械はどういう仕組みで動いているのだろう」と疑問を持ち、自分で考えることが好きな人には、高専の学習環境が合いやすいでしょう。

また、高専では5年間を通して専門分野を学ぶため、「高校に入ってから進路を考える」というよりも、中学生の段階からある程度興味のある分野を考えておくことが大切です。

自分から学び、実験やものづくりを楽しめる人

高専では、授業を受けるだけでなく、実験・実習や卒業研究などにも取り組みます。

そのため、「先生に言われたことだけをやる」というより、「もっと知りたい」「実際に試してみたい」と考えられる人に向いています。

明石高専では、ロボコンなどの各種コンテストにも学生が積極的に参加していると紹介されています。

勉強だけでなく、部活動やコンテスト、学校行事などにも積極的に取り組みながら、自分の興味を広げていける環境があることも魅力です。

明石高専の卒業後の進路は?就職と進学の両方を選べる

明石高専を目指す中学生にとって、卒業後の進路は非常に気になるポイントでしょう。

明石高専では、就職と進学の両方が選択できます。

令和7年度の本科卒業者168名のうち、就職者は57名、進学者は107名でした。つまり、就職だけでなく、大学編入などの進学を選ぶ学生も多い学校です。

大学3年次への編入や専攻科への進学

高専本科を卒業した後は、大学の3年次などへ編入学することができます。

また、明石高専には2年間の専攻科も設置されています。

専攻科では、本科5年間で身につけた専門知識をさらに発展させ、より高度な教育や研究に取り組むことができます。専攻科を修了し、必要な審査に合格すれば「学士(工学)」の学位を取得することも可能です。

令和7年度には、本科の進学者が107名いた一方、専攻科の修了者21名についても、12名が就職、9名が進学しています。

このように、「高専卒業後すぐに就職する」という道だけでなく、「大学や専攻科でさらに専門性を高める」という選択肢があることは、明石高専の大きな魅力です。

有名企業や幅広い業界への就職実績

就職先についても、明石高専の特徴が表れています。

過去の学校資料では、川崎重工業、三菱重工業、トヨタ自動車、本田技研工業、SUBARU、ファナック、村田製作所、関西電力、JR各社、任天堂、NTTデータ、大林組、鹿島建設、竹中工務店など、製造業、電力、鉄道、情報、建設など幅広い企業が就職先として紹介されています。

もちろん、就職先は年度によって異なりますが、専門教育を受けた高専生には、技術者としてさまざまな業界で活躍できる可能性があります。

さらに、明石高専では求人企業数も非常に多く、令和7年度には本科に対して合計2,305件の求人がありました。

明石高専を目指すなら「学校との相性」も考えよう

明石高専は、5年間の専門教育、実験・実習、幅広い就職・進学先など、一般的な高校とは異なる魅力を持つ学校です。

一方で、誰にでも高専が合っているとは限りません。

「将来やりたいことが少しでも決まっている」「数学や理科が好き」「専門的なことを早くから学びたい」という人には、特に魅力的な選択肢になるでしょう。

逆に、まだ進路がまったく決まっておらず、高校3年間でじっくり進路を考えたいという場合は、普通高校も含めて比較してみることが大切です。

高専受験では、学校の名前や偏差値だけで決めるのではなく、「どんな授業を受けるのか」「どんな学科があるのか」「卒業後にどんな道があるのか」まで調べたうえで志望校を決めましょう。

また、入試対策では、学力試験だけでなく学校ごとの募集要項や選抜方法を確認しておくことも重要です。

なお、高専の学力入試はマークシート形式で実施され、記述式の問題は出題されません。高専受験を考えている場合は、基礎知識を身につけたうえで、限られた時間内に正確に選択肢を選ぶ練習を進めていきましょう。

まとめ

明石高専は、機械工学科・電気情報工学科・都市システム工学科・建築学科の4学科で専門的な教育を受けられる高等専門学校です。

5年間の一貫教育の中で、一般教養だけでなく専門科目、実験、実習、設計・製図などに取り組めることが大きな特徴です。

卒業後は就職だけでなく、大学3年次への編入学や専攻科への進学など、さまざまな進路を選択できます。令和7年度の本科では、168名の卒業者に対して107名が進学、57名が就職しており、進学を選ぶ学生も多くいます。

「ものづくりが好き」「数学や理科が好き」「将来は技術者になりたい」「専門分野を早くから学びたい」という中学生にとって、明石高専はぜひ検討したい学校の一つです。

ただし、志望校を決めるときには、偏差値や知名度だけではなく、自分が興味を持てる学科があるか、学校の学び方が自分に合っているか、卒業後にどんな進路を選べるかまで確認しておきましょう。

明石高専を目指すのであれば、早い段階から学校の特色を理解し、自分に合った学習計画を立てていくことが大切です。高専受験に向けた勉強を少しずつ積み重ねながら、「明石高専で何を学びたいのか」まで考えて、志望校合格を目指していきましょう。

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