2026.9.02
【高専 定期試験対策】現役高専生が教える専門科目の対策方法

飛高専塾 広島駅前本校 山本塾長
生徒の苦手に寄り添い、得意を引き出すような指導を意識しています! また、生徒それぞれと信頼関係を築くことで本当の意味での良い指導ができると信じて日々 ”教育”に携わらせていただいております。
皆さんこんにちは!飛高専塾の山本(やま塾長)です!
高専を目指している中学生の皆さんは、「高専に入ったらどんな勉強をするんだろう?」と考えたことはありますか?
高専では、中学校までに学んできた数学・理科・英語などの基礎科目に加えて、学年が上がるにつれて専門科目の授業が増えていきます。
機械系なら機械に関する専門知識、電気系なら電気・電子に関する知識、情報系ならプログラミングやコンピュータに関する知識など、学科によってさまざまな専門科目を学びます。
そして、専門科目にも当然、定期試験があります。「専門科目って暗記すればいいの?」「数学みたいに問題をたくさん解けばいいの?」
「試験前は何から勉強すればいい?」このように、専門科目の勉強方法について疑問を持っている人も多いでしょう。
そこで今回は、現役高専生が実際に行っている勉強方法を参考にしながら、高専の専門科目で定期試験の点数を伸ばすための対策方法を詳しく紹介します。
これから高専を受験する中学生にとっても、入学後の勉強をイメージするきっかけになる記事です。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
高専の専門科目はどんな勉強をするの?
高専の専門科目といっても、すべての高専・学科で同じ授業を受けるわけではありません。機械、電気電子、情報、化学、建築など、学科によって学ぶ内容は大きく異なります。
ただし、共通しているのは、中学校で学んだ知識をさらに発展させ、専門的な内容を学んでいくという点です。
そのため、「今までの勉強とは全然違う」と感じる部分がある一方で、中学校の数学や理科で身につけた基礎が専門科目につながっていることも多くあります。
専門科目は「暗記だけ」では対応できない
専門科目の中には、専門用語や知識を覚える必要がある科目もあります。
しかし、すべてを暗記だけで乗り切ろうとするのはおすすめできません。
例えば、ある公式を覚えていたとしても、「どんな問題で使うのか」「どの数字を当てはめればいいのか」が分からなければ、問題を解くことはできません。
そのため、専門科目では、知識を覚えることと、その知識を使って問題を解くことの両方が重要になります。
特に計算を必要とする専門科目では、授業内容を理解したうえで、実際に問題を解く練習をしておく必要があります。
「用語は覚えたから大丈夫」ではなく、「この内容を説明できるか」「実際の問題で使えるか」まで確認することを意識しましょう。
専門科目は普段の授業が重要
専門科目の定期試験対策で、現役高専生からよく聞く重要なポイントが、普段の授業を大切にすることです。
専門科目は、教科書だけを読んでも分かりにくい内容があります。
先生が授業中に説明した内容や、黒板に書いた補足、授業中に解いた例題などが、試験勉強をするときに重要になることがあります。
そのため、授業中に「ここは重要そうだな」と思ったところは、ノートに残しておきましょう。
試験前になってから初めて勉強するのではなく、普段から授業内容を理解しておくことで、試験前の勉強も進めやすくなります。
現役高専生が実践する専門科目の勉強方法
ここからは、専門科目の定期試験に向けて、具体的にどのような勉強をすればいいのかを紹介します。
専門科目は科目ごとに特徴が違うため、すべて同じ方法で勉強する必要はありません。
まずは授業内容を整理し、そのうえで「暗記が必要なのか」「計算練習が必要なのか」「問題演習が必要なのか」を判断していきましょう。
まずは授業ノートとプリントを確認する
試験前にいきなり問題集を開くのではなく、最初に授業ノートやプリントを確認しましょう。
どこまで授業が進んでいるのか、どのような内容を扱ったのかを整理します。
このとき、「何となく分かる」ではなく、一つひとつの内容を確認していくことが大切です。
例えば、公式が出てきた場合は、「公式そのものを覚えているか」「それぞれの記号が何を意味するか分かるか」「実際に問題で使えるか」を確認します。
ここで分からない部分が見つかったら、そのまま先へ進まないことが重要です。
先生に質問したり、教科書を読み直したりして、できるだけ試験前に解決しておきましょう。
基本問題を解いてから応用問題に進む
専門科目の勉強では、最初から難しい問題ばかりに取り組む必要はありません。
まずは授業で扱った基本問題を解き、内容を理解できているか確認します。
基本問題が解けるようになったら、少し難しい問題へ進みます。
この順番を守ることで、「難しい問題を見たけど何も分からない」という状態を防ぎやすくなります。
特に専門科目では、基礎的な知識や公式を組み合わせて問題を解くこともあります。
だからこそ、まずは基本を確実にできる状態にしてから、応用問題へ進むことが大切です。
間違えた問題は必ずもう一度解く
専門科目の勉強で非常に大切なのが、間違えた問題を解き直すことです。
一度間違えた問題を答え合わせして終わりにしてしまうと、同じような問題が出たときにまた間違えてしまう可能性があります。
「なぜ間違えたのか」を確認し、時間を置いてからもう一度解いてみましょう。
解き直したときに自力で正解できれば、その問題についての理解が深まったと考えられます。
現役高専生の勉強方法を参考にする場合でも、単純に「何時間勉強したか」だけを見るのではなく、間違えた問題をどれだけできるようにしたかを意識することが重要です。
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専門科目別に見るおすすめの対策方法
高専では学科によって専門科目が変わるため、具体的な勉強方法も変わってきます。
ここでは、代表的な専門分野を例に、どのような勉強を意識すればよいのかを紹介します。
機械系の専門科目は図や公式と一緒に理解する
機械系の分野では、機械の構造や材料、設計など、さまざまな専門知識を学びます。
こうした科目では、用語を暗記するだけでなく、図を見ながら仕組みを理解することが大切です。
「この部品は何のためにあるのか」「どのような働きをするのか」といったことを考えながら勉強すると、知識が整理しやすくなります。
計算問題がある場合は、公式を覚えるだけでなく、実際に問題を解いて使い方を確認しましょう。
電気・電子系は公式と計算練習を繰り返す
電気・電子系の専門科目では、公式を使った計算問題が出題されることがあります。
このタイプの科目では、公式を覚えたあとに、実際の問題で使う練習をすることが重要です。
最初は基本的な問題から始め、徐々に複数の公式を使う問題にも挑戦していきましょう。
また、計算途中でミスをしやすい人は、途中式を丁寧に確認することも大切です。
「公式は覚えているのに問題が解けない」という場合は、公式の暗記ではなく、使い方の練習が不足している可能性があります。
情報系は用語だけでなく実際に手を動かす
情報系の専門科目では、コンピュータやプログラミングに関する内容を学ぶことがあります。
情報分野では、用語を覚えるだけでなく、実際にコードを書いたり、問題を解いたりしながら理解することが重要です。
例えばプログラミングでは、「この命令はこういう意味」と覚えるだけでなく、自分でコードを組み立ててみることで理解が深まります。
最初は思った通りに動かなくても、エラーの原因を考えて修正すること自体が勉強になります。
定期試験前はどの順番で専門科目を勉強する?
専門科目の試験前に「何から勉強すればいいか分からない」という人は、勉強する順番を決めておきましょう。
試験直前にすべての科目を同じように勉強するのではなく、優先順位をつけることが重要です。
最初に試験範囲と提出物を確認する
まず確認したいのが、試験範囲と提出物です。
教科書、ノート、プリント、問題集など、どこまでが試験範囲なのかを確認しましょう。
提出物がある場合は、後回しにせず早めに終わらせておくことがおすすめです。
課題を進めながら分からない問題を見つけることができれば、その部分を試験前に復習することもできます。
次に「できる問題」と「できない問題」を分ける
試験範囲を確認したら、実際に問題を解いてみましょう。
そして、「問題なく解ける」「少し不安」「全く分からない」というように、自分の理解度を分けてみます。
この作業をすることで、どこに勉強時間を使うべきなのかが見えてきます。
すでにできる問題ばかり繰り返すのではなく、苦手な問題を中心に復習していきましょう。
最後は間違えた問題を繰り返す
試験直前は、これまでに間違えた問題を中心に確認します。
一度解いた問題でも、時間が経つと忘れてしまうことがあります。
そのため、「前にできたから大丈夫」と思わず、もう一度自力で解いてみましょう。
特に試験前日に新しい問題を大量に始めるより、これまで勉強した内容を確実にできる状態にすることを意識するのがおすすめです。
これから高専を目指す中学生が今からできること
ここまで専門科目の勉強方法を紹介してきましたが、「まだ高専に入学していない自分には関係ない」と思う必要はありません。
むしろ、高専を目指している中学生だからこそ、今から準備できることがあります。
中学校の数学・理科をしっかり固めよう
高専の専門科目を学ぶためには、中学校で学ぶ数学や理科の基礎が重要になります。
例えば計算問題を解くためには数学の力が必要ですし、物理や化学につながる内容では理科の知識が土台になります。
そのため、高専受験を考えている人は、難しい問題だけを解くのではなく、まず中学校の基礎をしっかり固めましょう。
「計算ミスが多い」「関数が苦手」「理科の計算問題が分からない」という人は、受験勉強の中で一つずつ克服しておくことをおすすめします。
今から「分からないことを質問する」習慣を作る
高専に入学すると、専門的な内容を学ぶ機会が増えます。
そのため、「分からないことを自分から質問する」という姿勢も大切になります。
中学生のうちから、分からない問題をそのままにせず、先生や塾の先生に質問する習慣を作っておきましょう。
「こんな簡単なことを質問していいのかな」と遠慮する必要はありません。
分からないところを一つずつ解決していくことが、結果的に大きな力になります。
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まとめ
高専の専門科目は、学科によって内容が大きく異なりますが、共通して大切なのは、授業内容を理解し、覚えた知識や公式を実際に使えるようにすること。そして、間違えた問題を何度も解き直すことで、確実にできる問題を増やしていきます。
これから高専を目指す中学生にとっても、こうした勉強方法は決して無駄ではありません。
中学校の数学・理科の基礎を固めること、毎日少しずつ勉強すること、分からない問題を放置しないこと。
この3つを今から意識しておけば、高専受験だけでなく、高専に入学してから専門科目を学ぶための土台にもなります。
入試に合格することだけを目標にするのではなく、高専に入学した後も専門的な学習についていける基礎力を、受験勉強の段階から身につけていくことを大切にしています。
高専を目指している中学生の皆さんも、まずは今の自分の苦手分野を見つけるところから始めてみましょう。高専で専門的な学びをスタートするための準備は、今から少しずつ始めることができます。






