2023.4.02

奈良工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

実践的・創造的技術者の育成を目的とした高等教育機関で、全国に広がりつつある「高等専門学校」略称「高専」ですが、高専も学校によって偏差値や難易度・入試倍率が異なります。

今回は奈良県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「奈良工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。

記事の後半では奈良高専の対策方法について紹介するので、奈良高専への進学を検討している方や奈良高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。

奈良工業高等専門学校

奈良工業高等専門学校のロゴ

奈良工業高等専門学校は、奈良県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。

学校名 奈良工業高等専門学校
住所 〒639-1080
奈良県大和郡山市矢田町22番地
電話番号 0743-55-6000
設置学科 機械工学科・電気工学科・電子制御工学科・情報工学科・物質化学工学科

奈良工業高等専門学校は全5つの科が用意されており、本科の専攻に加えて2年間の研究活動と専攻科特別実習(インターンシップ)・国際交流などを通して学びを深めることが可能です。

専攻科特別実習では企業や官公庁等で実際に技術体験を行うことで今までの経験を実践することができ、実際の経験を通して得た成果を個人の学びに活かすことを目的としています。

この専攻科特別実習では海外の企業・大学で実習を行うこともできるので、貴重な経験を通してより実践的・活用的な技術・知識を身につけることができます。

奈良工業高等専門学校の特徴

奈良工業高等専門学校は中学を卒業した生徒の受け入れも行っており、5年間の一貫教育を通して科学技術への理解と愛情を深め、情報化社会の最前線で活躍することのできる国際性豊かな技術者の育成に力を入れています。

授業や実習内容も非常に充実しており、実験・実習をメインとした専門教育を行うことで20歳までに大学工学部とほぼ同レベルの専門的な知識と技術を習得することが可能です。

本校機械工学科3年生の生徒は、合格すると危険物を扱う全ての施設で監督者として勤めることのできる危険物取扱者資格を全種類取得するなど、幅広い知識の習得もできます。

さらに、高専卒業で準学士の称号が与えられ、専攻科に関しては学士の学位を取得することができます。

奈良工業高等専門学校の学生寮

奈良工業高等専門学校の学生寮

奈良工業高等専門学校学生寮

奈良工業高等専門学校には学生寮が用意されており、男子寮と女子寮に分かれています。

寮生球技大会・寮生クリスマス会など、寮生のみが参加できる様々な寮独自の行事が用意されているため、仲間同士で交流や親睦を深めることも可能です。

奈良工業高等専門学校の学費

奈良工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。

1~2年生には制服の着用義務がありますので、入学料と授業料以外に制服費用・教科書・体操服等の購入費用が別途必要です。

第1学年〜第3学年の通算36か月間を対称に就学支援金制度が用意されており、入学料と授業料が全額免除・半額免除、もしくは徴収猶予になる授業料免除制度の用意もあります。

奨学金制度

経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が奈良工業高等学校にも用意されています。

奈良工業高等学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生・岐阜県選奨生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。

また、令和2年4月から世帯収入や資産の要件を満たした学ぶ意欲のある生徒を対称に、給付奨学金・授業料等減免所制度を受けることのできる高等教育の修学支援新制度の対象校になったため、修学支援新制度の利用もできます。

奈良工業高等専門学校の就職

奈良工業高等専門学校では、就職する生徒に対しては学校推薦という形式で就職のサポートをしており、企業からの求人依頼をもとに学校から生徒を推薦する形で就職活動を行っています。

奈良工業高等専門学校を5年間で卒業した生徒は大学工学部レベルの知識・技術に加えて、多くの実験・実習などを経験しているため企業からの評価が非常に高く、生徒1人につき10社以上の企業から求人の依頼が来ることも多くあります。

卒業生の多くは技術系の総合職として企業で働き、現在は技術系幹部として活躍している卒業生が多いです。

奈良工業高等専門学校の進学率

奈良工業高等専門学校の位置づけ・卒業後の進学

卒業後の進路|奈良工業高等専門学校ホームページ

奈良工業高等専門学校を卒業したからと言って必ず就職しなければいけないと言うわけではありません。

卒業生の約半数は本校専攻科、もしくは国立大学工学部に3年次編入として進学しており、2年間の教育課程である本校専攻科を卒業すると学士として就職したり、大学院へ進学することも可能です。

本校専攻科の卒業を経た生徒の半数程度は国立大学の大学院に入学するなど、各個人の目標に合わせた選択ができます。

編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、多くの国立大学で高専からの推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられています。

編入学では推薦選抜と学力選抜の2種類が用意されており、それぞれ大学によって日程が異なるため、複数の大学を受けることで多くの選択肢の中から選ぶことも可能です。

奈良工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説

奈良工業高等専門学校の難易度

ここからは奈良工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。

奈良工業高等専門学校の偏差値は67と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは奈良県内119件中10位、奈良県内国立では1位となっています。

全国にある高専の平均偏差値は61.7前後と言われているため、67もの偏差値を誇る奈良工業高等専門学校の偏差値は高いといえます。

67もの高い偏差値を誇る奈良工業高等専門学校の難易度も高く、最高倍率は2.55、令和4年度に行われた学力検査の合格者の最低点でも740点中536.8点と水準もかなり高いです。

奈良工業高等専門学校の評判

本を手に持った10代女子

ここでは奈良工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。

総合評価
公立高校では教えてくれない高いレベルでの授業が教えてもらえる。御三家の理系にすすんで塾通いするくらいなら高専に行く事をオススメします。授業料も格安です。進級できない子もいるので、みんな必死で勉強してます。
校則
高一から茶髪に、ピアス、バイトしまくりですが、全然大丈夫です。
いじめの少なさ
クラスに1人くらいいそうな不登校が4年の段階でゼロ。もともと、中学の頃からいじめに無関係だった子達の集まりだと思います
部活
ロボコン部以外の部活は程々レベルです。
進学実績
過去の実績を見れば明らかなのでは。
国立大学に編入できます。
施設・設備
敷地面積の広さ、行って見ればわかります。
説明会、入学式、など、保護者の駐車場は確保されてます。
制服
男子の場合、学ランは2年まで。
3年から私服OKです。
学ランの下もカッターシャツでなく、パーカーとかトレーナーでも大丈夫です。
イベント
遠足とか、修学旅行とかは今ひとつ。
球技大会とか、文化祭は盛り上がるみたいです。
みんなの高校情報<奈良>
総合評価
生徒ではなく学生という扱い。自主性を重んじて、やる人には惜しみない援助を、やらない人には留年を…という感じ。親や塾に無理やり勉強させられて入学した人には正直辛い学校。入って安心ではなく、入ってからの専門が大事。就職率が良い理由だと思う。
校則
靴も鞄も体操服も自由。安上がりで母喜ぶ。茶髪もパーマもピアスもいる。やることをしっかりやっていればあとは自己責任な感じ。公立私立高校と比べたら本当にゆるすぎると思う。
いじめの少なさ
変わってる人がいても、「変わってるな」くらいでイジメをするような幼稚な人はいない。ただ物質科学は女子が半数いて面倒くさそうな感じがする。
部活
とにかくラグビー部とロボコン!あとはプログラミング系。ラグビー部もからくりも本当に毎日頑張っているのにレポートもやっていてすごい!
進学実績
最近は大学進学と就職でほぼ半々。就職先は一部上場企業が多いので大学に進むか就職するかで悩めて幸せだと思う。
施設・設備
とにかく広い。さすが国立。生協にはアイスやお菓子もあり大学のようだと言われる。図書館は現在改修中。
制服
学ランのため、中学の制服のボタンを変えるだけでよかった。安上がりと母喜ぶ。3年からは制服を着ても着なくてもよい。毎朝めんどくさいので制服を続けようか迷う。それくらい自由。
イベント
学祭は賑やか。体育祭は出なくても大丈夫なくらいゆるい。楽しむ人は楽しんで、苦手な人には強制しない。自由。
みんなの高校情報<奈良>
教員が充実しているのが良い点です。一般科目において、英語学者や古典学者、地理学者等がいるためあらゆる体験談を聞くことが出来ます。特に社会科の教師は全員海外で研究や出張をしているので、グローバル化が進む現在宗教観、文化慣習を知るとてもよい機会になっています。専門科目において、研究者が実際に授業を行うため体験談を多く聞くことが出来ます。特に同学校の卒業生も多く居るため、先輩としての意見、教員としての意見の両方を聞くことが出来るのも良い点です。海外での研究成果の発表等も行っているため、こちらも海外文化に詳しく英語にも精通しているためあらゆる角度から物事を見て意見をもらえます。
専門学校ナビ<奈良>

以上のように専門的な内容を学びたい生徒、目的のある生徒にとっては専門的な知識を身につけることができるのでいい評判が多くあります。

しかし偏差値67と高い水準を誇っているため、真面目に勉強をしないと赤点を取ってしまったり、希望する進路に進めなくなってしまう可能性もあるため、高校生活を遊んで過ごしたいという方は注意が必要です。

アルバイトやスマホの使用も許可されているなど、校則も厳しくなく、長期休暇では学校の敷地内に設置された合宿所で泊まりながら各部活動の練習をするなど、部活動も盛んな様子が見受けられました。

奈良工業高等専門学校の対策方法

受験勉強をする学生の手元

最後に奈良工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。

まず、奈良工業高等専門学校では推薦選抜学力選抜の2種類の方法があり、推薦入試では一定の条件を満たした生徒を対象に調査書(内申書)100点満点と面接100点満点、適性検査200点満点の合計400点満点で選抜が行われます。

学力検査選抜では国語・社会・英語・理科・数学の各100点(500点満点)と内申点(240点満点)の740点満点で判断します。
この時の学力検査と調査書の割合は7:3と学力検査の比重がかなり高めになっているので、しっかりとした高専入試に対する学力を育む必要があります!

奈良高専に合格するには奈良工業高等専門学校に特化した入試対策を行うことがポイントです。

奈良工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」

飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。

また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。

自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。

さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます

一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。

奈良高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ

社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、奈良工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。

奈良工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。

偏差値は67とかなり高く、学力検査選抜では当日点の点数配分が大きいため、正しい受験対策を行わないと合格は難しいです。

そんな奈良工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
国立高専進学コースの詳細はこちら
国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。

飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。

さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。

国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、奈良工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください
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