【2025年最新版】弓削商船高専の魅力と入試情報

海や船に関わる仕事に興味のある中学生や保護者の方にとって、将来につながる進路選びはとても大切です。
そんな中、「弓削商船高専」は“海のエンジニア”を目指せる特別な進学先として注目されています。
本記事では、弓削商船高専の学科紹介や卒業後の進路、さらに併願先としておすすめの高校も紹介します。

「船が好き」「海の仕事がしたい」「世界で活躍したい」といった夢を持つ中学生に向けて、弓削商船高専の魅力を一緒に見ていきましょう。

弓削商船高専の学科紹介：海のプロフェッショナルを育てる

弓削商船高専には、船や海洋に関する技術・運航の知識を専門的に学べる学科や電子機器や情報技術を学ぶ学科があります。全国にある商船高専の中でも、実践的な訓練環境と高い就職率を誇ります。

商船学科：航海士・機関士を目指す第一歩

弓削商船高専の主な学科は「商船学科」で、「航海コース」と「機関コース」に分かれています。
航海コースでは、船の運転や航路の設計、海上での安全管理について学びます。一方、機関コースでは、船を動かすエンジンや電気設備、機械の仕組みについて深く学習します。
航海コースでは航海士に向けて、機関コースでは機関士向けた勉強・実習をします。

電子機械工学科：電子機器のスペシャリストを目指す

弓削高専の中には商船学科だけではなく、電子機械工学科があります。電子機械工学科では、ロボットや新エネルギーを組み込んだ「モノづくり」に関するテクノロジーやそれに対する環境問題などについて、幅広く学びます。
電子機械工学科で得た知見を活かして、将来へ電子機器関連の技術屋を目指します。

情報工学科：情報技術を学び次世代の技術者へ

情報工学科では、ネットワーク、プログラミング、データサイエンス、AI、情報セキュリティなどのコンピュータに関する分野の教育をおこなっています。
さらに情報処理実験や実習を通じて、高度情報化社会に即戦力として適応する情報技術者を育成することを目的としています。

卒業後の進路：海運業界での活躍と多彩な選択肢

弓削商船高専の卒業生は、国内外のさまざまなフィールドで“海のエンジニア”として活躍しています。実務に強い教育が評価され、就職率・進学率ともに非常に高いことが特徴です。

海技士として即戦力に：内航・外航船で働く

最も多い進路の一つは「内航船（国内航路）」や「外航船（国際航路）」での船員としての就職です。商船学科で学んだ知識を生かし、航海士・機関士として大型船舶の運航や機器管理を担います。

特に外航船では、世界中の港を巡るダイナミックな仕事に就くことができ、グローバルな視点を持った働き方が可能です。
給与水準も高く、若いうちから責任あるポジションに就ける点も魅力です。

大学編入　さらに専門性を深める道も

また、大学への３年次編入という道もあります。国立大学の海事系学部や、工学系学部に進むことで、より幅広い専門知識を学び、研究者や設計技術者としての道も開かれます。

特に弓削商船高専では、実績として神戸大学、東京海洋大学、広島大学などへの編入実績があります。高専で得た基礎をもとに、大学でさらに高いレベルの学問に挑戦できる環境が整っています。

高等商船学科への進学：高度な資格取得を目指す

本科（5年間、5年半）を修了した後、さらに専門知識を勉強したい学生は「海上輸送システム工学専攻」または「生産システム工学専攻」という二つの学科の専攻科への内部進学が可能です。
特に海上輸送システム工学専攻では、本科で学んだ商船学に加え、運送管理学などを学び船舶運航を「管理、支援することのできる人材教育を行っています。
専攻科を終了した際には、「学士」の学位を取得することができます。

併願におすすめの高校3選：リスクを減らしつつ夢に近づく

弓削商船高専の入試はマークシート形式で記述式の問題は出題されません。高専入試は独自の内容であるため、対策を進めつつ、併願先も慎重に選ぶことが重要です。下にお勧めの併願校と特徴をそれぞれまとめてみました。
それぞれ確認して、高専の併願校を考えてみましょう！

学校名	所在地	特徴	偏差値
愛媛県立今治工業高等学校	今治市	造船や電気の専門学科がある	40
広島県立呉工業高等学校	呉市	工業に特化した高専	62
松山工業高校	松山市	様々な工業分野を学習できる	47-52

併願校選びポイント：「技術系・理数系の学習環境があるか」「併願可能な日程か」を軸に選びましょう。

愛媛県立今治工業高等学校：地元で海洋系も視野に

今治工業高校には造船や電気などの専門学科があり、海事関連企業ともつながりが深い高校です。海運業や製造業を志す生徒には非常に相性が良く、実習の機会も多く設けられています。地元に近い地域で学びたい生徒にとって、心強い併願先です。

広島県立呉工業高等学校：高い専門性と就職実績

広島県の呉市にある工業高等専門学校で、機械科や電気情報工学科などの実践的な学科が人気です。卒業後すぐに技術職として就職する生徒も多く、技術者としての基礎を学ぶにはうってつけの学校です。また、大学進学にも対応しており、進路の幅が広いのも魅力です。

松山工業高校：さまざまな工学学科が選べる

工学、工業に興味ある人に、特におすすめです。機械、電子機械、電気、情報電子、工業化学、建築、土木、繊維と様々な工業分野の学科があり、高校で工業を学んですぐに就職したいと考える人にはお勧めです。

イベント紹介：中学生向けも充実！

進路を決めるときには、HPや人からの話だけではなく、説明会に参加してみたり、実際に学校に行ってみることが大切です。

2025年オープンキャンパスや合同説明会の予定を紹介するので、ぜひ参加してみてください。

・オープンキャンパス（夏～秋）：航海シミュレータや実験設備の体験ができる。

タイトル	実施日	内容
第一回オープンキャンパス（工業）	令和7年7月12日(土),13日（日	フリー見学・学食飲食可能
第一回オープンキャンパス（商業）	令和7年7月19日(土),20日（日）	フリー見学・学食飲食可能
第二回オープンキャンパス	令和7年9月7日(日)	オンライン
第三回オープンキャンパス	令和7年11月1日(土),2日（日	フリー見学・商船祭開催

・国公私立高専合同説明（KOSEN FES) 2025

東京会場

○日時：令和７年６月１５日（日）11:30-16:00
○場所：サンシャインシティ・文化会館ビル3F展示ホールC（東京都豊島区東池袋３－１－１） 及びオンライン

大阪会場

○日時：令和７年７月１３日（日）11:30-16:00
○場所：大阪梅田ツインタワーズ・サウス11F梅田サウスホール（大阪市北区梅田２－５－２５）及びオンライン

・商船学科合同説明会

横浜会場

○日時：令和７年7月26日（土）12:30-16:30
○場所：ナビオス横浜　神奈川県横浜市中区新港2-1-1

神戸会場

○日時：令和７年8月24日（土）12:30-16:30
○場所：三宮崑ベーションセンター　兵庫県神戸市中区磯辺通2-2-10ワンノットトレーズ5F

・オンライン説明会：遠方の方も参加可能

入試情報（令和8年度）

ここまで、弓削商船について紹介してきましたが、実際に入学してみたいと思っていただけましたか。ここからは、弓削商船の入試について紹介します。入試が近づいてきたら募集要項の確認もしっかりと行いましょう。

募集人数

◇商船学科：40名

◇電子機械工学科：40名

◇情報工学科：40名

アドミッションポリシー

弓削商船高専では、以下のような学生を求めています

1.中学校までの学習内容をしっかり理解しており、船や海・機械や電気・コンピューターについて学びたいひと

2.好奇心や探求心が強く、考える力や判断する力、自分の考えを論理的に述べる力を伸ばしてきた人

3.自立心を持ちいろいろな人と協力し合って行動できる、根気とチームワーク力のある人

選抜方法

1. 推薦による選抜（全学科）

●実施内容：提出書類の評価と、面接（英語・国語・数学の口頭試問を含む）の結果を総合評価。

●実施日　：令和8年1月10日（土）

●合格発表：令和8年１月１９日（月）

3. 学力検査による選抜（全学科）

●試験科目：理・英・数・国・社（各100点）

●内申点（調査書）：内申点315点（3年間の主要５教科の５段階評価×３、他の４教科×1.5）及び評定以外の記載項目85点の合計４００点

●解答方式：すべてマークシート

●実施日：令和8年2月8日（日）

●合格発表：令和8年2月20日（金）

商船学科 複数校志望受験制度

大島・広島・弓削の3商船高専を第1〜第3志望まで出願可能です。
合格判定は第1志望から順に行われ、重複合格はありません。

まとめ：海の仕事に憧れるなら弓削商船へ！

弓削商船は、海に関する専門性・進路選択の多さという点で非常にバランスの取れた学校です。
「船に乗りたい」「世界を相手に働きたい」そんな夢を持つ中学生には、絶好の進学先です！

✅ 偏差値55前後の理系向け専門校

✅ 海技士資格で就職にも強い

✅ しまなみ海道地域唯一の高等教育機関で勉強してみたい

✅ 中学生向け体験イベントも充実！

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