2026.10.13
【高専入試の過去問はいつ始める?点数が伸びる解き方と復習法】

飛高専塾 広島本校 吉川先生
勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。
飛高専塾広島校です。
「高専入試の過去問って、いつから解き始めればいいの?」「過去問を解いているのに、なかなか点数が上がらない…」
高専を目指す受験生や保護者の方から、毎年この時期によくいただく質問です。
結論から言うと、過去問は「秋にお試しで1回」「冬に本格スタート」が目安です。そして、点数を伸ばすカギは解いた量ではなく「復習のやり方」にあります。
この記事では、高専入試に特化した指導を続けてきた飛高専塾が、過去問を始める時期・点数が伸びる解き方・効果的な復習法をまとめて解説します。
目次
高専入試の過去問はいつから始める?
おすすめのスケジュール
| 時期 | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 10月〜11月 | 過去問を1年分だけ解いてみる | 出題形式・難易度・時間の感覚をつかむ |
| 12月 | 本格スタート(週1〜2年分) | 弱点を見つけて単元学習に戻る |
| 1月 | 残りの年度+2周目 | 時間配分と解く順番を固める |
| 2月(直前期) | 間違えた問題だけを解き直す | 取れる問題を確実に取る力を仕上げる |
「早すぎ」も「遅すぎ」もNG
夏休みなど早い時期に過去問を始めると、まだ習っていない単元が多く、「解けない問題が多すぎて自信をなくす」ことがあります。過去問は貴重な練習素材なので、基礎が固まらないうちに使い切ってしまうのはもったいないです。
一方で、年明けから初めて手をつけると、弱点が見つかっても克服する時間が足りません。
だからこそ、10〜11月に1年分だけ「お試し」で解いて、今の実力と本番とのギャップを知っておくことが大切です。まさに今の時期がそのタイミングです。
過去問は何年分解けばいい?
目安は5年分を2周です。年度によって出題の傾向や難易度に多少の差があるため、1〜2年分だけでは本番の姿を正しくつかめません。5年分ほど解くと、毎年のように出る単元や問題の形式が見えてきます。
ただし、たくさんの年度を解くことが目的ではありません。1年分を丁寧に復習するほうが、3年分を解きっぱなしにするよりも力がつきます。量より質を意識して取り組みましょう。
点数が伸びる過去問の解き方5つのポイント
① 本番と同じ時間・同じ形式で解く
高専入試の学力検査はマークシート方式です。過去問を解くときも、時間を計り、解答はマーク形式で記入する練習をしましょう。記述式に慣れている人ほど、マークのずれや塗り忘れといったミスが起こりやすくなります。本番と同じ時間帯(午前中)に解いてみると、当日の頭の働き方にも慣れることができます。
② 解く順番を決めておく
最初の問題から順番に解く必要はありません。得意な大問・すぐ解ける小問から手をつけることで、時間切れによる失点を防げます。過去問演習の中で「自分に合った順番」を見つけておきましょう。たとえば数学なら、計算問題の大問を最初に確実に終わらせ、関数・図形の大問は後に回す、といった作戦が考えられます。
③ 「捨て問」を見極める
高専入試は、1問に時間をかけすぎると後半の解ける問題に手が回らなくなります。2〜3分考えても方針が立たない問題はいったん飛ばす勇気が必要です。飛ばした問題には印をつけ、最後に時間があれば戻りましょう。
④ 迷った問題には印をつけておく
正解・不正解だけでなく、「自信がなかったけど正解した問題」も要注意です。問題用紙に「△」などの印をつけておき、復習の対象に入れましょう。本番で同じように当たるとは限りません。
⑤ 見直しの時間を必ず残す
マークシート方式では、計算ミスやマークミスがそのまま失点になります。終了5分前には見直しに入ることを目標に時間配分を組み立てましょう。特に、問題番号と解答欄がずれていないかの確認は必ず行いましょう。1か所ずれるだけで、その後の解答がすべて不正解になってしまいます。
点数が伸びる過去問の復習法
過去問で一番大切なのは「解いた後」です。丸つけをして点数を見ただけで終わってしまうと、何年分解いても点数は伸びません。
ステップ1:間違えた原因を3つに分類する
- 知識不足…公式・用語・解き方を知らなかった
- ケアレスミス…計算ミス、問題文の読み違い、マークミス
- 時間不足…解けたはずなのに時間が足りなかった
原因によって対策はまったく違います。知識不足なら単元の学習に戻る、ケアレスミスならミスのパターンを書き出す、時間不足なら解く順番や時間配分を見直す、というように原因に合った対策を打つことが点数アップの近道です。
ステップ2:解説を読んだら「何も見ずに」解き直す
解説を読んで「わかった」と思っても、それは「わかったつもり」であることがほとんどです。解説を閉じて、自分の力だけでもう一度解けるか確認しましょう。解けなかった場合は、教科書や問題集の該当単元に戻って、似た問題を数問解いておくと理解が深まります。
ステップ3:解き直しノートを作る
間違えた問題は、問題・自分の誤答・正しい解き方・間違えた原因をノートにまとめておきます。直前期にはこのノートが自分だけの最強の参考書になります。きれいにまとめる必要はありません。「次に同じ問題が出たら何に気をつけるか」を一言書いておくことがポイントです。
ステップ4:1週間後にもう一度解く
人は一度覚えたことでも時間がたつと忘れてしまいます。1週間後・入試直前と、間隔をあけて同じ問題を解き直すことで、本番で使える力として定着します。
教科別:過去問演習のワンポイント
教科ごとに、よく出る内容と過去問演習で意識したいポイントを表にまとめました。高専入試では数学を重視する学校が多いので、まずは数学の得点安定を目指しましょう。
| 教科 | よく出る内容 | 過去問演習のポイント |
|---|---|---|
| 数学 | 計算・関数・図形の大問 | 最初の小問は確実に取り切る。関数・図形は途中の小問から順に解けるようにしておく |
| 理科 | 計算問題、実験・グラフの読み取り | グラフや表から情報を読み取る練習を重ねる。単位の換算や有効数字のミスに注意 |
| 英語 | 長文読解、文法問題 | 設問を先に読んでから本文を読む方法も試す。文法問題は目標時間を決めて解く |
| 国語 | 説明文・小説の選択肢問題 | 「本文のどこに根拠があるか」を必ず確認する。印象だけで選ぶと似た選択肢にひっかかりやすい |
| 社会 | 地図・グラフなどの資料問題 | 資料の読み取りに慣れる。間違えた用語は一問一答で確認する |
※配点や傾斜配点の有無は高専によって異なります。必ず志望校の募集要項で確認してください。
保護者の方ができるサポート
過去問演習の時期は、点数に一喜一憂しやすい時期でもあります。保護者の方には、点数そのものよりも「復習ができているか」に目を向けていただくことをおすすめします。
最初の過去問で点数が低いのは当たり前のことです。そこで厳しい言葉をかけてしまうと、お子さまが過去問を避けるようになってしまうこともあります。「どこを間違えたの?」「次はどうする?」と、次の一手を一緒に考える声かけが効果的です。また、過去問を解く日は本番と同じように静かな環境と時間を確保してあげると、より実戦的な練習になります。
過去問を使い切ったら「高専模試」で実戦練習を
過去問は年度数に限りがあり、2周目以降は答えを覚えてしまって実力が測りにくくなります。
そこでおすすめなのが、高専入試の出題傾向に合わせて作られた模擬試験です。飛高専塾では、過去問の傾向を分析したオリジナル問題で高専模試を実施しています。初見の問題を本番形式で解くことで、時間配分や解く順番を本番さながらに確認できます。さらに、成績シートで教科・単元ごとの得点や全体の中での位置がわかるため、入試までに何を優先して勉強すべきかがはっきりします。
まとめ
- 過去問は10〜11月に1年分お試し、12月から本格スタートが目安
- 本番と同じ時間・マーク形式で解き、解く順番・捨て問・見直し時間を意識する
- 復習は間違えた原因の分類→何も見ずに解き直し→解き直しノート→1週間後に再挑戦
- 過去問を使い切ったら、高専模試で初見問題の実戦練習を
過去問は、ただの「力試し」ではなく、合格に必要な力を身につけるための最高の教材です。今日からの取り組み方ひとつで、入試本番までの伸び方は大きく変わります。焦らず、1年分ずつ丁寧に積み上げていきましょう。
「過去問の点数が伸び悩んでいる」「何から手をつければいいかわからない」という方は、ぜひ飛高専塾にご相談ください。高専入試に特化した授業で、志望校合格までしっかりサポートします。オンラインコースでは、講師とライブでつながる双方向授業や宿題管理、保護者の方への毎月の進捗レポートで、ご自宅からでも安心して受講いただけます。




