2026.9.24
神戸高専のアドミッションポリシーとは?求められる学生像をわかりやすく解説

飛高専塾 神戸校 大橋先生
「解ける問題を、確実に得点する」ための指導さまざまな角度・分野から問題を分析し、「どうすれば限られた時間の中で、効率よく得点できるのか」を考えることが、私は大好きです。高専の入試問題には、単に知識や英語力を問うだけではなく、受験生を迷わせたり、時間を使わせたりするような問題もあります。だからこそ大切なのは、すべての問題を完璧に解こうとすることではありません。 限られた試験時間の中で、「今、解くべき問題は何か」を判断し、解ける問題を確実に得点して、目標点を取り切ること。 そのために必要となる、土台となる英語力の身につけ方から、実際の入試での時間配分・問題への向き合い方まで、具体的にお伝えしていきます。 「英語ができる」だけではなく、「入試本番で得点できる」力を身につける。 これが、私の指導で大切にしていることです。
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皆さんこんにちは!飛高専塾神戸校の大橋です!
「神戸高専を目指しているけれど、アドミッションポリシーって何?」「神戸高専は、どんな中学生に入学してほしいと思っているの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
アドミッション・ポリシーとは、簡単にいうと、学校が「このような学生に入学してほしい」と考えている人物像を示したものです。神戸高専では、科学技術やものづくりへの関心、論理的に考える力、数学・理科を中心とした基礎学力、主体的に学ぶ姿勢、周囲と協力する力、そして国際的に活躍したいという思いなどを重視しています。
この記事では、神戸高専のアドミッションポリシーを一つずつわかりやすく解説し、「今からどんなことを意識して勉強すればよいのか」まで具体的に紹介します。
神戸高専のアドミッションポリシーとは?
アドミッションポリシーは「どんな学生を求めているか」を示すもの
神戸高専のアドミッション・ポリシーは、神戸高専がどのような学生を受け入れたいと考えているのかを示す重要な方針です。
神戸高専は、工学について専門的に学び、将来、社会で活躍する実践的な技術者を育てることを目指しています。そのため、「入試の点数が高ければ、それだけで神戸高専に向いている」という考え方ではありません。
公式サイトでは、準学士課程の「求める学生像」として、科学技術やものづくりに関心があること、論理的に思考・判断できること、基礎学力を持ち特に数学や理科が得意であること、主体的に取り組めること、周囲と協力できること、国際的な舞台で活躍したい希望を持っていることなどが示されています。
ここで大切なのは、「今の自分がすべて当てはまっていなければ神戸高専を受験できない」という意味ではないことです。中学生の段階では、これから力を伸ばしていけば十分です。
例えば、今は数学が苦手でも、「数学をできるようになって、将来はロボットや情報技術を学びたい」という気持ちがあるなら、それは神戸高専を目指す大きな原動力になります。
アドミッションポリシーは、自分が神戸高専で学びたいのか、そしてどのような準備をしていけばよいのかを考えるための「道しるべ」と考えるとよいでしょう。
神戸高専が大切にしている「技術者を目指す気持ち」
神戸高専は、将来技術者として社会に貢献したいという思いを持った学生を求めています。これは、単に「就職しやすそうだから」「偏差値が高いから」といった理由だけで受験するのではなく、「神戸高専で専門的なことを学びたい」という気持ちを持ってほしいということです。
神戸高専では、15歳から20歳までの5年間で、一般的な高校とは異なる専門的な教育を受けられます。数学や理科などの基礎学力だけでなく、工学に関する専門知識や実験・実習を通して、課題を発見して解決する力も身につけていきます。
そのため、「将来何かを作る仕事がしたい」「コンピューターやAIに興味がある」「ロボットを動かしてみたい」「電気や電子機器の仕組みを知りたい」「化学や新しい材料に興味がある」「街や建物をつくる仕事に関心がある」など、自分なりの興味を持っている人には、神戸高専の学びが非常に魅力的です。
受験生の皆さんは、「神戸高専に合格すること」だけを目標にするのではなく、「合格したら何を学びたいのか」まで考えてみましょう。そうすると、受験勉強にも目的が生まれ、苦手教科に取り組むモチベーションも高めやすくなります。
神戸高専が求める学生像を6つのポイントで解説
科学・技術・ものづくりに興味がある
神戸高専が求める学生像の一つ目は、科学技術やものづくりに関心があり、将来技術者として社会に貢献したい人です。
「ものづくり」と聞くと、機械を組み立てたり、工場で製品を作ったりするイメージがあるかもしれません。しかし、神戸高専で学べる分野はそれだけではありません。
2026年度からは、システム情報工学科、知能ロボット工学科、機械システム工学科、電気電子デザイン工学科、環境応用化学科、都市デザイン工学科の6学科体制となっています。それぞれ専門分野が異なるため、自分の興味に近い分野を探すことが大切です。
例えば、「ゲームやアプリの仕組みが気になる」「AIについて知りたい」という人なら情報分野、「ロボットを見るとワクワクする」という人ならロボット分野、「機械を分解して仕組みを知りたくなる」という人なら機械分野に興味を広げられるでしょう。
今の段階で専門的な知識が必要なわけではありません。「なぜこうなるのだろう?」と疑問を持つことが、技術者を目指す第一歩です。
論理的に考え、判断する力を伸ばそう
二つ目は、論理的に思考・判断し、自分の考えを分かりやすく表現できることです。
論理的に考えるというと難しく聞こえますが、簡単にいえば「どうしてその答えになるのかを順番に考える力」です。
例えば数学で問題を解くとき、答えだけを覚えるのではなく、「この条件から何が分かるのか」「次に何を求めればよいのか」と考えることが大切です。理科でも同じで、実験結果を見て「なぜこの結果になったのだろう」と原因を考える習慣が役立ちます。
神戸高専を目指すなら、普段の勉強から「答えを覚える」だけの学習から一歩進んでみましょう。
また、問題を解いた後に「なぜ間違えたのか」を自分で説明することも効果的です。「公式を忘れていた」「計算ミスだった」「問題文の条件を読み落とした」など原因を言葉にすると、自分の弱点が見つけやすくなります。
このような学習を続けることで、入試問題に対しても落ち着いて考える力が身についていきます。
主体的に学び、最後まで努力できる
三つ目は、目標の達成に向けて主体的に取り組めることです。神戸高専は、基礎学力だけでなく、自分から学ぶ姿勢も重視しています。
受験勉強では、「先生に言われたから勉強する」という状態から、「自分の目標のために勉強する」という状態へ変わることが大切です。
例えば模試で数学が60点だった場合、「60点だった」で終わらせるのではなく、「あと10点取るためには何が必要か」を考えてみましょう。計算問題で失点しているなら基礎練習を増やし、関数が苦手なら関数を重点的に復習する。このように、結果を見て次の行動を決めることが主体的な学習です。
神戸高専を目指す中学生には、こうした「自分で課題を見つけて改善する力」を少しずつ身につけてほしいと思います。
数学・理科などの基礎学力を大切にする
四つ目は、基礎的な学力を持ち、特に数学や理科が得意であることです。
神戸高専では、入学後に工学を専門的に学びます。その土台になるのが中学校段階の数学・理科です。
そのため、「高専だから難しい問題だけを解かなければいけない」と考える必要はありません。まずは中学校で学ぶ計算、方程式、関数、図形、確率、理科の基本事項などを確実に身につけることが重要です。
また、神戸高専の入試はマークシート形式で実施され、記述式の問題は出題されません。そのため、記述問題を書く練習を中心にするのではなく、問題文や条件を正確に読み取り、正しい選択肢を判断する力を磨くことが重要です。
特に数学や理科では、「分かったつもり」をなくすことがポイントです。教科書レベルの問題を確実に解けるようにしたうえで、過去問や実戦的な問題に進みましょう。
周囲と協力しながら学ぶ姿勢も大切
五つ目は、多様な価値観を理解し、周囲と協力して課題に取り組めることです。
技術者の仕事は、一人ですべてを完成させるものではありません。研究や製品開発などでは、さまざまな専門分野の人が協力して一つの課題を解決します。
そのため、神戸高専でも「自分の考えを持つこと」と同時に、「相手の意見を聞くこと」が大切になります。
中学生の皆さんなら、学校のグループ活動や部活動、文化祭なども良い経験になります。自分と違う考えを持つ友達の意見を聞いてみることで、今まで気づかなかった考え方に出会えることがあります。
国際的に活躍する志を持とう
神戸高専が求める学生像の一つに、「国際的な舞台で活躍したいという希望を持っている人」があります。
神戸高専は、国際・情報都市である神戸にふさわしく、世界的な視野を持ち、国際社会で活躍できる技術者の育成を教育方針の一つに掲げています。
「将来は海外で働きたい」という目標だけでなく、海外の技術や文化に興味を持ったり、異なる価値観を持つ人と協力してものづくりをしたりすることも、国際的に活躍する第一歩です。
中学生のうちから英語の学習を大切にし、世界の科学技術に関心を持つことで、将来の可能性を広げていきましょう。
アドミッションポリシーを神戸高専の入試対策にどう活かす?
「求める学生像」と自分の強みを結びつけよう
アドミッションポリシーを確認したら、次は「自分にはどんなところが当てはまるだろう」と考えてみましょう。
例えば、「理科の実験が好き」「数学の難しい問題を考えるのが好き」「パソコンを触るのが好き」「ものを作ることが好き」といった経験は、科学技術への興味につながります。
大切なのは、立派な実績を無理に作ることではありません。普段の学校生活や勉強の中から、自分が興味を持っていることを見つけることです。
特に推薦選抜を考えている場合は、自分がなぜ神戸高専で学びたいのか、どの学科に興味があるのかを早めに整理しておくとよいでしょう。
神戸高専の推薦による選抜では、推薦書や調査書、面接などを通して、学業・人物、入学意思、志望学科への適性・興味などを含めて選抜が行われます。
だからこそ、「神戸高専に入りたい」だけでなく、「神戸高専で○○を学び、将来○○に関わりたい」というところまで考えてみることが大切です。
入試では「アドミッションポリシー+学力」の両方を意識しよう
アドミッションポリシーを理解することは重要ですが、それだけで合格できるわけではありません。神戸高専を目指すなら、求められる学生像を意識しながら、入試で必要となる学力もしっかり身につける必要があります。
神戸高専の学力検査による選抜では、学力検査の成績と中学校から提出された調査書を総合して判定されます。
そのため、日々の学校の授業を大切にしながら、神戸高専の入試問題に対応できる力を育てていきましょう。
特に数学・理科は、公式や解法を暗記するだけではなく、問題を見たときに「どの知識を使えばよいか」を判断する練習が重要です。英語も単語や文法といった基礎を積み重ね、安定して得点できる状態を目指しましょう。
まとめ
神戸高専のアドミッション・ポリシーは、神戸高専が「どのような学生に入学してほしいのか」を示す大切な方針です。
求められているのは、科学技術やものづくりに関心がある人、論理的に考えられる人、数学や理科を中心とした基礎学力を身につけている人、目標に向かって主体的に努力できる人、周囲と協力できる人、そして将来国際的に活躍したいという思いを持つ人です。
ただし、今の時点ですべてを完璧に満たしている必要はありません。
「神戸高専でこんなことを学びたい」「将来こんな技術者になりたい」という気持ちを持ち、その目標に向かって数学・理科などの基礎学力を伸ばし、自分で考えて学ぶ習慣を身につけていくことが大切です。
神戸高専を目指している皆さんは、ぜひアドミッションポリシーを「自分には無理かどうかを判断するもの」ではなく、「神戸高専で学ぶために、これからどんな力を伸ばせばよいのかを知るためのもの」として活用してください。
目の前のテストの点数だけに一喜一憂するのではなく、将来の自分を思い描きながら、一歩ずつ受験準備を進めていきましょう。



