2023.10.14

沖縄工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

実践的・創造的技術者の育成を目的とした高等教育機関で、全国に広がりつつある「高等専門学校」略称「高専」ですが、高専も学校によって偏差値や難易度・入試倍率が異なります。

今回は沖縄県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「沖縄工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。

記事の後半では沖縄高専の対策方法について紹介するので、沖縄高専への進学を検討している方や沖縄高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。

沖縄工業高等専門学校

沖縄工業高等専門学校のロゴ

沖縄工業高等専門学校は、沖縄県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。

学校名 沖縄工業高等専門学校
住所 〒905-2192
沖縄県名護市字辺野古905番地
電話番号 0980-55-4003
設置学科 機械システム工学科・情報通信システム工学科・メディア情報工学科・生物資源工学科

沖縄工業高等専門学校は全4つの科が用意されており、本科の専攻に加えて2年間の研究活動と専攻科特別実習(インターンシップ)・国際交流などを通して学びを深めることが可能です。

専攻科特別実習では企業や官公庁等で実際に技術体験を行うことで今までの経験を実践することができ、実際の経験を通して得た成果を個人の学びに活かすことを目的としています。

この専攻科特別実習では海外の企業・大学で実習を行うこともできるので、貴重な経験を通してより実践的・活用的な技術・知識を身につけることができます。

沖縄工業高等専門学校の特徴

沖縄工業高等専門学校は中学を卒業した生徒の受け入れも行っており、5年間の一貫教育を通して科学技術への理解と愛情を深め、情報化社会の最前線で活躍することのできる国際性豊かな技術者の育成に力を入れています。

授業や実習内容も非常に充実しており、実験・実習をメインとした専門教育を行うことで20歳までに大学工学部とほぼ同レベルの専門的な知識と技術を習得することが可能です。

さらに、高専卒業で準学士の称号が与えられ、専攻科に関しては学士の学位を取得することができます。

沖縄工業高等専門学校の学生寮

沖縄工業高等専門学校の外観

沖縄高専学生寮は,自宅から通学することが困難な学生のために設置されています。現在、全学生約870名の内、本科1年生から専攻科2年生まで約540名ほどの学生が生活しており、全国の高専の寮の中でも最大級の居室数となっています。

沖縄高専の学生寮は単に通学の便宜を図るためだけでなく,「学習の充実を図り,基本的な生活態度や社会性を身に付け人間的成長を促進させる」ことを目的とした教育施設としての役割も果たしています。

また、防犯カメラや赤外線警戒センサー等の各種警備設備を導入しているほか,教職員2名が毎日交代で宿日直勤務を行っており、寮生の指導及び寮内の安全を保持しています。勉学以外には、寮生会が中心となり、寮祭、防災訓練、外部寮視察、テーブルマナー講習会、ヘルスチェックキャンペーン等、一年を通して様々な活動を行っています。

沖縄工業高等専門学校の学費

沖縄工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。

制服はないので制服費用はかかりませんが、入学料と授業料以外に教科書・体操服等の購入費用が別途必要です。

第1学年〜第3学年の通算36か月間を対称に就学支援金制度が用意されており、入学料と授業料が全額免除・半額免除、もしくは徴収猶予になる授業料免除制度の用意もあります。

奨学金制度

経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が沖縄工業高等学校にも用意されています。

沖縄工業高等学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。

また、令和2年4月から世帯収入や資産の要件を満たした学ぶ意欲のある生徒を対称に、給付奨学金・授業料等減免所制度を受けることのできる高等教育の修学支援新制度の対象校になったため、修学支援新制度の利用もできます。

沖縄工業高等専門学校の就職

沖縄工業高等専門学校では、就職する生徒に対しては学校推薦という形式で就職のサポートをしており、企業からの求人依頼をもとに学校から生徒を推薦する形で就職活動を行っています。

沖縄工業高等専門学校を5年間で卒業した生徒は大学工学部レベルの知識・技術に加えて、多くの実験・実習などを経験しているため企業からの評価が非常に高く、生徒1人につき10社以上の企業から求人の依頼が来ることも多くあります。

卒業生の多くは技術系の総合職として企業で働き、現在は技術系幹部として活躍している卒業生が多いです。

沖縄工業高等専門学校の進学率

沖縄工業高等専門学校の位置づけ・卒業後の進学

沖縄工業高等専門学校を卒業したからと言って必ず就職しなければいけないと言うわけではありません。

卒業生の約半数は本校専攻科、もしくは国立大学工学部に3年次編入として進学しており、2年間の教育課程である本校専攻科を卒業すると学士として就職したり、大学院へ進学することも可能です。

本校専攻科の卒業を経た生徒の半数程度は国立大学の大学院に入学するなど、各個人の目標に合わせた選択ができます。

編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、多くの国立大学で高専からの推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられています。

編入学では推薦選抜と学力選抜の2種類が用意されており、それぞれ大学によって日程が異なるため、複数の大学を受けることで多くの選択肢の中から選ぶことも可能です。

沖縄工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説

沖縄工業高等専門学校の難易度

ここからは沖縄工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。

沖縄工業高等専門学校の偏差値は61と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは沖縄県内150件中4位、沖縄県内国立では1位となっています。

全国にある高専の平均偏差値は61.7前後と言われているため、61の偏差値である沖縄高専の偏差値は平均的といえます。

61の偏差値を誇る沖縄工業高等専門学校の難易度も高く、最高倍率は2.6倍(メディア情報工学科)を記録しています。

沖縄工業高等専門学校の評判

本を手に持った10代女子

ここでは沖縄工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。

強したい人にはとてもオススメな環境だと思います。入学してすぐに専門科目を学べるのでプログラミングに興味のある人などは特にいいと思います。雰囲気は普通の高校と同じ感じでずっと勉強というイメージではないです。楽しそうにじゃれてる男子もいるし、普通に楽しく喋る人たちも多いです。

みんなの高校情報<沖縄>

専門的な知識、数学、化学、物理、理系に置いては県内一と言っても良いくらいの授業です。普通校と違い余計な模試も無い分自分のやりたいことに力を入れることができます。また、独特な趣味を持つ学生が多いので楽しいです。寮生活も楽しく修学旅行のような感じです。しかし親、先生に勧められてしょうがなくという方はやめた方がいいです。本当に自分の意志、覚悟がある方におすすめです

みんなの高校情報<沖縄>

とにかく設備が良い。細かいところを見ていくと不満も少しあるが(梅雨の体育館アリーナと寮の部屋の湿度が異常だったり)他高専とかと比べると圧倒的に大学みたいできれいだし、通っていて楽しいと思う。
先輩はとにかくフレンドリーで親しみやすい。
高専にも陽と陰の人がいる。高専だからオタクしかいない、というわけでもない。ただ、オタクの比が高く、陽な感じの人もどっぷり浸かってたりする。オタクだから、っていう差別は絶対にないと思う。
でも陽と陰が生まれるのは単にコミュニケーション能力によるものだと思う。
みんなの高校情報<沖縄>

以上のように専門的な内容を学びたい生徒、目的のある生徒にとっては専門的な知識を身につけることができるのでいい評判が多くあります。

しかし偏差値61の水準を誇っているため、真面目に勉強をしないと赤点を取ってしまったり、希望する進路に進めなくなってしまう可能性もあるため、高校生活を遊んで過ごしたいという方は注意が必要です。

他にも、アルバイトやスマホの使用も許可されているなど、校則も厳しくなく、長期休暇では学校の敷地内に設置された合宿所で泊まりながら各部活動の練習をするなど、部活動も盛んな様子が見受けられました。

沖縄工業高等専門学校の対策方法

受験勉強をする学生の手元

最後に沖縄工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。

まず、沖縄工業高等専門学校では推薦選抜学力選抜の2種類の方法があり、推薦入試では一定の条件を満たした生徒を対象に調査書(内申書)と面接、の総合判断で選抜が行われます。

学力検査選抜では国語・数学・英語・理科・社会の5教科の合計700点満点(数学・理科が2倍)の学力検査と※495点満点の調査書(内申点)で判断されます。

※調査書の計算方法は3年間 9科目の内申点を3枚します。(さらに、その中でも数学と理科の評定は2倍で計算されます。

この時の学力検査と調査書の割合は6:4と学力の重要度の方が高くなっていますので、沖縄高専に合格するには、国立高専入試を解ききる力が求められます。

沖縄工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」

飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。

また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。

自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。

さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます

一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。

沖縄高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ

社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、沖縄工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。

沖縄工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。

偏差値は61と高く、学力検査選抜では学力検査の点数配分が少し高いため、しっかりとした学力が定着しておかないと合格は難しいです。

そんな沖縄工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
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国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。

飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。

さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。

国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、沖縄工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください
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