2024.10.31
【高専入試対策 理科実践編】実際の入試問題を高専受験のプロと一緒に解いてみよう!
飛高専塾 広島駅前本校 伊藤先生
生徒に寄り添い、「出来ない」⇨「分かる」⇨「出来る」と、着実にステップアップをする事で勉強の楽しさを伝える事を意識しています。 苦手な部分を生徒とコミュニケーションを取り、分析して指導をする事で生徒自身が問題の根本を理解し、自分で考える力を養う事で、応用問題にも慌てずに対応出来るようご指導致します。
皆さん、こんにちは!
飛高専塾 広島校の伊藤です!
受験生の皆さん、理科の勉強はされていますか?
理科という学問は、実際の我々の生活にも関わっているので身近に感じることが出来ますよね。
高専という学校は、理数系と言われるだけあり入試問題の数学や理科の難易度が高いです。
特定の高専では入試の配点に傾斜がつく高専もあります。
高校受験は人生を左右する一大イベントです。
実際の高専入試では、限られた時間の中で多くの単元の問題を解く力が求められます。
理科は単元毎に独立している分野の為、苦手な単元の発見や振り返りが容易です。
過去問を解いて自分が解けなかった部分の振り返りをしてみましょう!
理科の問題構成
中学で学習する理科は各単元を生物、化学、地学、物理のいずれかの分野に分類できます。
大問1は全範囲から出題される小問集合とおり、大問2以降は各分野ごとの出題となり更に深い知識についての確認問題となります。
それぞれの大問は題材となる実験や観察が与えられ、それに沿う形で問題が出されます。
今回は、基本的な知識を確認する為にも、小問集合を解いてみましょう!
実際の問題を解いてみよう!
今回は、理科の小問集合についてお話しします。
小問集合は中学理科の全範囲から様々な問題が出題されます。
基本的な知識を問う問題のほか、密度や圧力の計算や音や地震の速さを求める問題のような、計算問題も出題されます。他の大問と比べると比較的解きやすい問題が多く、配点も20点ほどありますので全問正解することを目標にしていきましょう!
大問1は基本的な知識の確認となっていますので、現段階では10分以内で終わらせましょう!
理科は大問が8までありますので、理想としては、
大問1つ毎に6分程で終わらせる事ができるようにしていきたいですね!
問1の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問1は天気の問題ですね!
今回は、風向きと風力の正しい組み合わせを選ぶ問題です。
それぞれの方位をおさらいすると、
という風になりますね!
今回の問題では、風向きは北東となります。
風力は線の数で表されるので、今回は4と判断できますね。
なので、表の中から選択すると カ となります!
問2の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問1は地学の問題ですね!
火成岩のうち、深成岩を選ぶ問題です。
それぞれの岩石のつくりをおさらいしましょう!
なので、表の中から選択すると イ、ウ となります!
問3の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問3は速度の問題ですね!
計算問題の中でも基本的な知識になりますので、絶対に解けるようにしておきましょう!
こちらの間違えやすい例として、8km + 4km ÷2 = 6.0km と答えた方もいるんじゃないでしょうか。
実はこれは間違いで、平均という言葉に惑わされています。
平均の速さとは、物体がある時間の間一定の速さで動き続けたときの速さです!
ですので、実際この距離を移動するのにどのくらい時間がかかったのかを考えてあげましょう。
往路は 20km を時速 8km で移動していますので、2.5時間かかる訳ですね。
復路は 20km を時速 4km で移動していますので、5時間かかります。
つまり、全体で考えてあげると 40km を 7.5時間 かけて往復している訳です。
なので、平均の速さは 40km ÷ 7.5 = 5.33333…となり、
ア 5 イ 3 となります!
問4の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問4は物理の問題(記録テープと記録タイマー)ですね!
計算問題の中でも良く出やすい分野になりますので、絶対に解けるようにしておきましょう!
今回は先述の図3の記録テープの時よりも、斜面の角度を大きくする場合を考えます。
では、斜面の角度を大きくした場合には、物体の速度はどう変化するのでしょう。
実は、物体の速度は早くなります!
ですので、記録テープの打点間隔が広くなっていく訳ですね。
以上から、答えは エ となります!
問5の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問5は生物の問題(植物の細胞の作り)ですね!
この分野ではそれぞれの役割を基にした問題が出やすいです。
しっかりと役割と共に名称を暗記していきましょう!
今回は、植物の細胞に見られる特徴を選択する問題ですね。
まず、1つ目は葉っぱに多く含まれる、緑色の粒である 葉緑体 です!
植物の光合成はこの葉緑体によって行われています!
次に液体が貯められている 液胞 です!
こちらは、養分や老廃物の貯蔵・不用物の分解などを行なっています。
最後に、細胞膜の外側にある細胞壁 です!
植物自体の体を支えるための丈夫な壁です。人間の骨のような役割をしています!
以上から、答えは ア ウ エ となります!
問6の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問6も生物の問題ですね!
今回は、ゼニゴケという植物の問題ですね。
胞子を蓄えている場所と、正しい語句を選ぶ問題になっています。
それぞれ確認していきましょう!
まず、コケ植物は維管束がありません。
代わりに仮根という部分を根の代わりに持ちます。
この図で言うと c の部分ですね!
そして、コケは 胞子 で仲間を増やしていきます。
コケには雌株と雄株があり、雌株には胞子のうという胞子が入った袋が存在します。
以上から、答えは エ カ となります!
問7の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問7は化学の問題(化学変化)ですね!
この分野ではそれぞれの反応による計算問題やグラフの読み取りが出やすいです。
回数を重ねて解けるようにしておきましょう!
問1に関しては、グラフの読み取り問題になっていますね。
グラフを読むと、銅粉0.8gに対して、酸素が0.2g反応しているのが分かると思います!
今回は銅粉が2倍の1.6gありますから、酸素も同じように2倍の0.4g反応するわけです。
ですので、酸化銅の全体量は エ となります!
問2は正しい化学反応式を選択する問題ですね。
酸化銅(CuO)は、銅(Cu)と酸素(O)が化合して出来ています。
ですが、酸素は原子では存在出来ず、必ず2個くっついた分子として存在しています。
ですので、このままでは酸素が余ってしまいます。
なのでもう一個銅を足してあげて成り立たせてあげましょう!
となる訳ですね!
ですので、答えの選択肢は エ となります!
問8の問題を解いてみよう!
引用: (https://www.kosen-k.go.jp/exam/kosen_navi)
問8は化学の問題(イオン)ですね!
この分野ではイオンの数や種類が聞かれる問題が出やすいです。
イオンになるときの変化をよく理解しておきましょう!
今回は、うすい塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の反応ですね!
おさらいしておくと、うすい塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜて反応させると
塩酸から水素イオン(H+)が発生し、水酸化ナトリウム水溶液からは水酸化物イオン(OH-)が
結合して水(H2O)になります。
このように、互いの性質を打ち消し合う「中和反応」が起きます!
ですが、今回は混ぜた後の水溶液の色を見てみましょう!
BTB溶液を加え、青色になっていますね!
青色のときは、アルカリ性を示しますよね。
つまり、中和反応が起きましたがナトリウムイオンが多かった為、残ってしまった訳です。
ですので、答えの選択肢は エ となります!
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まとめ
いかがでしたか?
今回は高専入試の実際の問題の解き方についてお話しさせて頂きました!
理科は問題が多いですが、単元毎に独立していますので、自分の苦手な分野の振り返りがしやすいです!
公式だけでなく、何故そのようになるのかと言う「仕組み」まで理解できると
迷うことなく問題を進めていけると思いますので、意識して日々の勉強をしてみてください。
入試当日に向けて一歩ずつ着実に進んでいきましょう!
ぜひ参考にしてみてください!
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