2024.3.05

祝富山高専合格 | 高専合格者のインタビュー①

飛高専塾 渡会先生

飛高専塾 岐阜駅前校 渡会先生

指導のこだわりは予備知識ゼロでも理解できる授業にすることです。 英語や数学は積み重ねの教科であり、問題を解くのに理解していなければならない前提がありますが、そこからさかのぼって解説することを意識しています。そうすることでどの段階でつまずいているのかが明確になるからです。言い換えると根本的な事柄を繰り返し説明することを大切にしています。

飛高専塾岐阜駅前校初の高専合格者となった今井君に高専受験についていろいろなお話を聞きました。高専を志望している方にとって非常に参考になる内容となっています。
前半は志望動機と受験勉強について、後半は推薦の面接と飛高専塾についてです。
高専に行く人ってこういう感じなんだなという、今井君自身のパーソナリティについても注目していただきたいです。
ぜひ最後までご覧ください!

合格者インタビュー|志望動機について

高専合格おめでとうございます!
合格した学校・学科はどこですか。
合格した高専は富山高専で、学科は電気制御システム工学科です。

高専に興味を持ったきっかけはなんですか?
もともと高専はあまり知らなかったんですけど、中学2年生の時に学校調べというものがありまして、自分が高専の担当になりました。

そこで高専を知って、もともと理系の道に進みたいと思っていたので、高専をよく調べてみるとすごいいいじゃん!となりました。

今愛知県にお住まいなんだよね。愛知県から富山高専に進学したのはなぜですか?
愛知県だと豊田高専とか、近いところだと岐阜高専とかあるんですけど、高専は全国どこでもあって、寮もあるので、どこでも入れると言えば入れるじゃないですか。

そこで高専は5年間あるし、せっかくだから県外とかいろんなところを広い視野で見てもいいんじゃないかなと思いました。
それで全国の高専を調べて見つけたのが富山高専です。そしてオープンキャンパスに行っていいなと思って富山高専にしました。

オープンキャンパスは結構いろんな高専に行ったの?
そうですね。四国の新居浜高専も行ったし、あと富山高専、岐阜高専とかも行きました。

その中で富山高専のどこに魅力を感じたの?
雰囲気がよかったし、富山高専の自分の受かった学科が本郷キャンパスなんですけど、もう一つの射水キャンパスが珍しい文系の学部があるところで、特色があっていいなと思いました。

進学後はどのようなことに力を入れたいですか?
数学とか専門的な事もがんばりたいし、高専だとロボコンとか、プログラミングコンテストとかそういったものにも力を入れていけたらいいなと思ってます。

将来はどのような事をしたいですか?
将来は電気電子的な仕事とか、自分の目標である人々を助けるロボットや製品を作るということに力を入れて働きたいです。
また、自分で会社を立てて経営してそういう製品をつくれたらなと思います。

合格者インタビュー|勉強方法について

本格的に受験を意識して勉強を始めたのはいつですか?
高専を知ったのが中2の冬なんですけど、受験勉強を始めたというか、本気で自分は高専しかない位の気合を固めたのも中2の冬です。

高専を知ったのと同時に決意を固めたんだね。
そうですね。調べていいなと思って。その時に学校の先生に相談したんですよ。もともと自分の偏差値がその時点で58くらいで、ここら辺は豊田高専とか岐阜高専が多くて、レベルが高かったりするので、先生からけっこう厳しいんじゃないかと言われました。それで一瞬やめたんですけど、でも自分ほんとに行きたいからと思って、よしやったるわ勉強したろと決意を固めましたね。

それでこの塾に入ったのは中3の7月くらいだね。それまでも家でたくさん勉強してたの?
そうでもなかった気もします。偏差値は58から60ちょっとまで上がったんですけど、でも部活の夏の大会や修学旅行とかもあって忙しかったです。

じゃあ学校の行事とかが落ち着くまでは勉強と両立してっていう感じだったんだね。
学校の勉強と塾の勉強は内容も違うし塾の方が進みも速かったと思うけど、この二つの勉強を両立するのは大変だった?

あまり大変ではなかったと思います。数学は塾が夏期講習とかで予習をやってくれたんで、学校の勉強は宿題さえできればという感じで、宿題もそんなにたくさん出す学校じゃなかったので大丈夫でした。学校の数学は塾でやったレベルがまあまあ低いくらいのレベルなんでサーとやる感じでいけました。
他の教科もそんなに量が多くなかったので、大変ではなかったです。

部活が落ち着いてからは一日どれくらい勉強していましたか?
四捨五入して5時間くらい?休日は6時間くらいです。

どのような教材を使って勉強しましたか?
塾でいただいた実力練成テキストをやってました。数学に関してはレベルが高専に合っていて、あれを網羅できたら高専だったら普通に90点くらいいけると思うんで。それくらいあの問題集すごいと思ってます。やるときには分からない問題がないくらいにしてました。
理科もそういった問題集使って、社会は特に自分は基礎ができればよかったんで、塾の実力練成使って暗記して、暗記すれば応用の問題もとけるみたいな。なのでけっこう塾のテキストは役立ちました。

得意科目と苦手科目は何ですか?
得意科目は数学で、苦手科目は国語と英語です。特に英語は中学一年生の時ほんとにできなくて中間テストで30点台二回出したことあって。そのときは一般動詞とbe動詞の違いが分からなかったんですけど、それが中1の最後で分かって、それが分かったら後はスイスイ行きました。
国語に関しては英語ができたのと同時にできたというのもあるし、回数繰り返せばだいたいこの辺に書いてあるなと分かってきて、経験が増えると点数が上がってきたりしました。

分からない問題があったときはどうやって解決してきたの?
そういうときはまずすぐ聞くんじゃなくて、いったん自分で考えます。例えば数学で過去問解くときは時間を測って解くんですけど、時間内に終わらない時も最後まで自分の全力ふり絞って解いて、それでも無理だったら先生とかに聞きます。

勉強は大変だった?
大変だったけど楽しかったです。高専とかだとみんなモチベーション高いと思うんですけど、自分も高専について調べたりするとモチベーション上がってくるんで、それに応じて勉強もできるようになっていって、実際点数も上がっていきました。点数がとれたり解けない問題が解けるようになったりしたので、大変だったかもしれないけど辛くはなかったですね。

もし高専がだめだった場合公立や私立の高校を受けると思うんだけど、高専以外の高校の対策などはしていましたか?
していませんでした。愛知県の公立入試はマークシートで、そんなに特色があるわけではなかったので、高専ができれば公立も上がっていくみたいな感じです。私立は名城大学付属高校を受けたんですけど、過去問一年分だけ解きましたね。それだけやって大丈夫かなと。私立入試が近づいてもっと詰めようと思ったときに推薦で高専に受かりました。

おすすめの勉強法は何ですか?
英単語の覚え方で、単語はノートに書くんですけど、書いたらいったん単語帳を閉じて見ずに書けるか確認してました。あと覚えたい単語はその日10分おきとか思い出した瞬間にすぐ書けるか確認していました。社会の年号もそうで、年号を覚えようと思って、これが何年、あれが何年と一日中思い出していました。
特に通塾が電車なので電車のなかで思い出したりしてると、結構自分は身に付きましたね。

あと自分は集中力がないので、基礎とか知識を勉強する時も20分とか測って勉強しました。
過去問は特にありがたくて、過去問を50分で測って解けばさすがに集中できるんで、過去問に頼ってました。集中できない日は時間を測ることを大切にした方がいいんじゃないかなと思います。

今井君は過去問で8割くらいは取れていたから学力試験でも普通に受かってただろうね。
後輩に向けて科目ごとに高専の学力試験攻略のアドバイスをください。

数学は大問1の配点が40点なので、ここの40点だけは絶対落とさないくらいの気合で詰めていきます。

大問2、大問3、大問4は(1)~(4)くらいまであるんですけど、(1)(2)(3)まではがんばれば解けるので、そこをなるべく落とさないようにすれば80点は取れると思います。
(4)が見た感じ時間かかりそうなら飛ばして次の問題に行って、最後の余った時間で残った難しい問題を選んで、解けそうなものから解くということを意識していました。

解ける問題を正確に解く事が大切という事ですね。英語はどうですか?
大問1と大問2は落とさないようにして、大問3は少しややこしい問題もあるので、間違えたら問題集で単語の意味と文法を押さえていけば解けるという感じです。
大問4は並び替えなので練習するしかなくて、やっぱり高専ならではの大問5、大問6です。大問5は一見難しそうにみえるんですが、情報を押さえればできると思います。例えば数字がでてきたところや重要そうなところは鉛筆で波線を引くようにしていて、計算とかは別に難しくないんでここはちゃんと押さえます。大問6は実は自分は少し苦手で、ここは英文をしっかりと読みます。文法的に合っているかではなく文脈的に合っているかなので、文章を全部読んで吟味して解くようにしていました。

理科はどのように対策しましたか?
理科は計算問題がめんどくさかったりするので、そこは問題集を解いたりして慣れたりしました。
過去問やればだいたいこれくらいのレベルが求められるんだなということが分かるので、暗記系は絶対に落とさないくらいちゃんと暗記して、ここは点数取りどころだと思うんで、暗記系は落とさないようにします。高専なので問題をぱっと見た時にすごく難しいことを聞かれてるように思えても、問題をちゃんと読んだら中学生でも答えられるくらいのことを聞かれてていて、そんなに難しい問題ではないので、しっかりと文章を読んで何を求められているのか理解して解くというのは大事だと思いました。

国語はどうでしたか?
国語は苦手で、特に古文漢文が苦手でした。大問1は古文と現代文が混ざったハイブリットみたいな感じで、古文はどういうことが書いてあるのか考えるんですけど、後で現代語訳がついてることがたまにあるんで、日本語訳があるときは日本語訳だけ見て読み進めていました。問題の選択肢で聞かれてたことはどういう事だったのか本文に戻って確認して解いていました。
大問2もだいたいそういう感じで本文に戻って確認して選択肢を選びます。
大問3は苦手で、これは問題集を通して出来るだけ身に付けられるように頑張ってました。

国語は時間がきつかったりした?
そうですね、自分は時間はきつかったですね。ただ最初のうちは間に合わなかったんですけど過去問を繰り返していくと慣れてきて意外と解けるようになるんで、やっぱり過去問を繰り返すことが大事だと思いました。

今井君は社会も勉強したよね。社会はどうだった?
社会は普通の公立の勉強をしてたら取れないと思っていて、ちょっと深いこと聞かれるんですよ。塾の実力練成の問題集がけっこう深いところまで書いてあってよかったんで、それを読んで暗記しました。
難関私立とか偏差値60位の進学コースがある私立とかを受ける人は、その高校の過去問くらいのレベルです。マニアックなことを聞かれるわけでもないけど、でもけっこうな記憶量を問われたり、解かせる気ないだろみたいな問題が出ることもあるんで、それは記憶量で何とかするしかないです。
あと年号替えとか歴史の順番とかはすごく出たりするんですが、人物名とかリアス式海岸みたいな語句はほとんど聞かれないので、ふつうの問題集をやるだけではだめだと思っています。普通の問題集なら単語を答えなさいみたいな問題が多いと思うんですけど、どっちかというと高専は知識量の方が大事だと思いそこらへんを意識しました。

各教科の対策を詳しく教えてくれてありがとう!
次は推薦について聞いていきます。(後半に続きます)

後半は下記のURLから確認ください。
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