2023.10.27

岐阜県公立高校入試 入試傾向と入試対策【数学編】

飛高専塾 渡会先生

飛高専塾 岐阜駅前校 渡会先生

指導のこだわりは予備知識ゼロでも理解できる授業にすることです。 英語や数学は積み重ねの教科であり、問題を解くのに理解していなければならない前提がありますが、そこからさかのぼって解説することを意識しています。そうすることでどの段階でつまずいているのかが明確になるからです。言い換えると根本的な事柄を繰り返し説明することを大切にしています。

飛高専塾 岐阜駅前校 校舎長の渡会です。
中学3年生の皆さんは、志望校合格を目指して日々に向けて頑張っていると思います。
受験勉強はテスト勉強と異なり、膨大な範囲から出題される問題への対策が必要となり、より効率の良い勉強が求められます!
そこで、今回は岐阜県公立高校入試の数学の傾向と対策について解説します。

受験生必見の内容ですので、最後までご覧ください!

岐阜県公立高校入試 | 数学の傾向

受験勉強を効率よく行うためにも、まずは岐阜県の公立高校入試がどのような傾向かを確認しておきましょう!

岐阜県公立高校入試 | 数学の難易度

まずは、岐阜県の公立高校入試の数学がこれまで、どのようなものかを説明するためにも、直近3年間の科目ごとの平均点をまとめた下の表をご覧ください。

数学 英語 理科 社会 国語 合計
2022年 48点 62点 63点 67点 76点 316点
2021年 49点 54点 58点 64点 71点 296点
2020年 54点 62点 65点 62点 77点 320点

表を見る限り、数学の平均点だけ他の教科と比べて明らかに低いです。
受験生の皆さんは、まず岐阜県の数学は難しいという事を認識しましょう。
そして、そのための適切な対策を知っていきましょう!

岐阜県公立高校入試 | 問題の構成

数学
大問1 小問集合
大問2 方程式に関する問題
大問3 確率またデータの分析に関する問題
大問4 関数に関する問題
大問5 図形に関する問題
大問6 規則性に関する問題

年度により若干変化はあるものの大体このような構成になっています。
中学の全範囲からまんべんなく出題されています。それぞれの大問について詳しく見ていきましょう。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問1

基本的な計算問題が中心で、文字式、方程式の計算、平方根の計算、角度や図形の面積、体積などから6問程度出題されます。
解きやすい問題が多いのですが、出題される範囲が広いので、幅広く解法を身に付けておく必要があります。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問2

方程式の問題では一次方程式、連立方程式、二次方程式どれも出題されています。
以前は本格的な文章題が出題されていましたが、近年はシンプルで解きやすい問題が増えている印象です。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問3

確率もしくはデータの分析が出題されます。
確率、またはデータの分析が大問として出題されなくても、大問1の小問で出題されることがあります。
確率はサイコロを投げる問題や玉を取り出す問題など、よくある条件の問題が多いです。樹形図を正しく書くことができれば解くことができるでしょう。
データの分析は表などが与えられて最頻値、中央値、相対度数などを求めさせる問題が出題されます。用語の意味を正しく理解することが大切です。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問4

関数は一次関数か二次関数、もしくはその融合で、題材は速さ、動点、グラフなど有名なものも多いですが、見慣れない問題設定のこともあります。
問題の構成はだいたい決まっていて、(1)はxとyの表の穴埋め問題、(2)は関数の式を求める問題、(3)はxとyのグラフを書く問題、(4)は応用問題となっています。
(1)~(3)までは毎年同じパターンなので、事前に対策はしやすいです。
ただし問題の条件が複雑なことが多いので、問題を正しく読み取り、文章を数や式で表す力が求められます。
(4)は関数の応用問題です。問題に合わせてその都度考えて解く必要があります。難しい問題のことが多いです。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問5

図形の問題は構成が決まっていて、(1)は合同もしくは相似の証明、(2)は長さなどを求める易しい問題、(3)は長さ・面積などを求める難しい問題となっています。
(1)の証明問題は配点が10点と高く、比較的簡単なのでぜひ解答したいですね。
以前は(3)はほとんど捨て問(難しくて合否にほとんど影響のない問題)でしたが、最近は普通に解ける問題になってきているような気がします。※簡単ではありません。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問6

大問6は規則性の問題です。
決まった解法があるわけではなく、その場で考える必要があります。
難易度は年度によってばらつきがあり、比較的簡単な年もあれば難しい年もあります。
数学が苦手な人でもしっかりと問題を読めば、前半は解けるでしょう。
逆に数学が得意でも最後まで完答するのは難しいこともあります。

岐阜県公立高校入試 | 数学の対策

計算の方法がわかる、公式を知っているというだけでは高得点を取ることは難しいでしょう。
既存の問題だけ出題されるわけではないので、問題に応じて正しく題意を読み取り、適切に考察しなければなりません。
そうした問題に対応できる思考力を養成する必要があります。

ここからは偏差値が50以上の高校を受ける方と50以下の高校を受ける方で分けて対策を書きます。

偏差値50以上の高校を受験する方の対策 | 応用問題への取り組み方

基本的なことはある程度理解している方は、本格的に受験勉強を始めようと思ったとき、初めに過去問を解いてみてください。

受験勉強の中心は過去問演習にあります。公立高校入試の過去問は傾向がそれほど変わっておらず、よく練られた良問ばかりなので、過去問演習が最も学習効果が高いと言えます。

過去問を解く→苦手分野の発見→苦手分野の改善
というのが勉強の基本的な流れになります。
漫然と問題を解いて丸バツを付けるだけではなく、できなかったことをできるようにするという意識を持って勉強しましょう。

過去問を解いて、理解が不十分だと感じた単元は徹底して対策してください。
例えばデータの分析の単元で、相対度数という用語の意味が分からなかったら、相対度数の求め方だけ勉強するのではなく、最頻値や中央値、四分位数などについても復習しておくべきです。
できなかったところだけでなくその周辺も勉強して、類題が出題されたときに答えられるようにしておきましょう。

また、大問の最後の問題は難しいことが多いですが、安易に捨てるべきではありません。
自分で解くのは難しくても、解答をみながらしっかりと論理を追って理解しましょう。
難しい問題に取り組むことで思考力が養われます。

偏差値50以上の高校を受験する方の対策 | 基本問題への取り組み方

偏差値が50以下の高校を受験する方も、まずは過去問を解いてみてください。
もしかすると解ける問題がほとんどないかもしれません。
数学が苦手な人にとって(いや、苦手ではなかったとしても)、50点でも取るのは簡単ではありません。なぜならどの問題もそれなりに難しく、本当に易しい問題が少ないからです。

数学が苦手な方はまずは比較的解きやすい単元から勉強を始めてみるとよいでしょう。
例えばデータの分析や確率などは解き方が分かればすぐ解けるようになることが多いです。

また一次関数は問われていることがワンパターンです。
xとyの関係が表で与えられていて、表の穴を埋める。式を出す。グラフを書く。
この流れが自分で再現できるように訓練しましょう。

図形の証明問題も配点が10点と高く比較的簡単なので、できるようにしたいですね。
自分で記述する必要がありますが、書き方はパターン化できるので覚えればできます。

このようにして解ける問題を徐々に増やしていきましょう。

ある単元の基本的な解法を学んだら、それが過去問でどう問われているかを確認してみてください。
どのような勉強をしたら本番の問題が解けるようになりそうか、自分なりに考えてみましょう。

大問の最後の問題は難しいので、解く必要はありません。
できる問題・易しい問題をしっかり解くことを意識してください。

まとめ | 岐阜県公立高校入試の数学の傾向と対策

今回は岐阜県公立高校入試の傾向と対策について説明しました。
受験生の皆様の参考になれば幸いです。

詳しい入試対策については飛高専塾 岐阜駅前校までご相談ください。
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