2024.8.23
神戸市立工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説
飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生
勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。
実践的・創造的技術者の育成を目的とした高等教育機関で、全国に広がりつつある「高等専門学校」略称「高専」ですが、高専といえば、一般的に「国立高専」をイメージする方が多いと思います。
ですが、実は高専と呼ばれる学校は全国に58校あり、「国立高専」はその中の51校のことを指します。
すなわち、7校は国立ではない、公立・私立の高専が存在するのです。
今回は国立ではない高専の一つとして兵庫県神戸市に校舎を構える公立高等専門学校の1つ「神戸市立工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。
また、記事の後半では神戸高専の対策方法について紹介するので、神戸高専への進学を検討している方や神戸高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。
神戸市立工業高等専門学校
神戸市立工業高等専門学校は、兵庫県神戸市に校舎を構える公立高等専門学校です。
学校名 | 神戸市立工業高等専門学校 |
---|---|
住所 | 〒651-2194 兵庫県神戸市西区学園東町8丁目3番地 |
電話番号 | 078-795-3311(事務室総務課) 078-795-3322(事務室学生課) |
設置学科 | 機械工学科、電気工学科、電子工学科、応用化学科、都市工学科/td> |
神戸市立工業高等専門学校の特徴
神戸高専は、わが国の「ものづくり」を支える実践的な技術者を育成するために、昭和38年に設立された5年一貫教育の高等教育機関です。
神戸高専では、
「人間性豊かな教育」
心身の調和がとれた、たくましい感性豊かな人間形成をめざして、教養教育の充実を図るとともに、スポーツ・文化クラブ等の課外活動にも力をいれていきます。
「実践的で創造性豊かな技術者教育」
工学に関する基礎知識と専門知識を身につけ、日進月歩の科学技術にも対応しつつ社会に貢献できる、実践的かつ創造性豊かな人材を育成します。
「国際性を育む教育」
国際・情報都市神戸にふさわしい高専として、世界的な視野をもって国際社会で活躍できる人材を育成します。
以上の教育方針のもと、機械工学、電気工学、電子工学、応用化学、都市工学の5学科で約1200名の学生が学んでいます。卒業後は企業等への就職のほか、本校専攻科への進学や大学への進学など、多様な進路を選択することができます。
神戸市立工業高等専門学校の学生寮
全国の国立高専には寮がありますが、神戸市立工業専門学校には寮がありません。
学生は大変ですが、通学するしかなく自転車での通学やJRを利用した通学が主な通学手段となっています。
神戸市立工業高等専門学校の学費
神戸市立工業高等専門学校の入学料は84,600円(※神戸市民の場合は28,200円)、年間授業料は234,600円と国立高専と同額になっています。
神戸という都心部ですので、あまり珍しくはありませんが、神戸市立工業高等専門学校には制服がないので制服費用はかかりませんが、入学料と授業料以外に教科書・体操服等の購入費用が別途必要です。
第1学年〜第3学年の通算36か月間を対称に就学支援金制度が用意されており、家族の世帯収入や子供の人数などで授業料が全額免除・半額免除、もしくは徴収猶予になる授業料免除制度の用意もあります。
奨学金制度
また、経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が神戸市立工業高等学校にも用意されています。
神戸市立工業高等学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。
また、神戸市立工業高等専門学校は令和2年4月から世帯収入や資産の要件を満たした学ぶ意欲のある生徒を対称に、給付奨学金・授業料等減免所制度を受けることのできる高等教育の修学支援新制度の対象校になったため、修学支援新制度の利用もできます。
神戸市立工業高等専門学校の就職
神戸市立工業高等専門学校の就職ですが、やはり、日本の技術力が詰まった企業が多い神戸の高専ということもあり、求人数は例年、かなり多い数を記録しています。
求人企業数は例年、数百社を数え、本科の求人倍率は毎年20倍を超え、専攻科は100倍前後と非常に高い数値を保っています。
また、コース別にみても、それぞれ300~700社超の企業から求人票が寄せられています。
就職した卒業生達は、優秀な技術者として、産業界の中心的な役割を担っています。
近年5年分の求人状況が以下の通りです。
本科 | 専攻科 | |
---|---|---|
令和3年度 | 求人数:2910(倍率26倍) | 求人数:1897(倍率136倍) |
令和2年度< | 求人数:3077(倍率22倍) | 求人数:1969(倍率123倍) |
平成31年度 | 求人数:3081(倍率28倍) | 求人数:1860(倍率155倍) |
平成30年度 | 求人数:1955(倍率16.2倍) | 求人数:921(倍率70.8倍) |
平成29年度 | 求人数:3029(倍率26.6倍) | データ無し |
神戸市立工業高等専門学校の進学率
神戸市立工業高等専門学校も国立高専と同様に5年間の本科と2年間の専攻科の最大7年間のカリキュラムが組まれています。
そのため、学生は幅広い選択が可能になっており、大学への編入や専攻科への進学が選択できます。
大学への編入は他の国立高専と同様に共通テストを受ける必要はなく、各大学には高専生のための編入枠が準備されているため、各大学が設定する編入試験に合格することで、大学3年次への編入が可能になっています。
過去5年間の進学状況は以下の通りです。
国公立 | 長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、和歌山大学、神戸大学、京都工芸繊維大学、東京大学、東京工業大学、神戸大学、岡山大学、北海道大学、福井大学、奈良女子大学、香川大学、兵庫県神戸市立大学、滋賀県立大学、神戸市立、その他国公立大学11校 |
---|---|
私立 | 神戸工科芸術大学、同志社大学、立命館大学、その他私立大学1校 |
専攻科 | 神戸市立工業高等専門学校、その他高専専攻科1校 |
神戸市立工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説
ここからは神戸市立工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。
神戸工業高等専門学校の偏差値は62-65と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは兵庫県内385件中29位、兵庫県内公立259件中20位となっています。
全国にある高専の平均偏差値は61.7前後と言われているため、62-65もの偏差値を誇る神戸市立工業高等専門学校の偏差値は高いといえます。
神戸市立工業専門学校の入試制度
神戸市立工業高等専門の入試には以下の2種類の選抜方法がります。
・面接による推薦選抜
・学力検査による一般選抜
※神戸市立工業専門学校は公立高専ですが、学力検査で使用する問題は全国の国立高専と共通です。
神戸市立工業高等専門学校の詳しい入試制度は以下の通りです。
推薦選抜 | 一般選抜 | |
---|---|---|
出願資格(成績要件) | 学業・人物ともに優秀な者(明確な基準は明記なし) | なし |
試験内容 | 面接 | 国語・数学・英語・理科の学力検査 |
合格基準 | 点数配点は公表なし | 国語・理科・英語は各100点、数学は1.5倍の150点満点の450点満点と調査書225点満点の計675点満点 |
神戸市立工業高等専門学校の評判
ここでは神戸市立工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。
みんなの高校情報<兵庫>
テスト2週間前からは猛勉強してます。テストとレポートがなければもっといいのになぁって思います。
でも、化学が好きで興味があってこの学校に来たので、しんどいですが毎日楽しく学校に行ってます。化学が好きな人にはおすすめ出来るかなって思います。
みんなの高校情報<兵庫>
やはり、高専ということもあり、自由度は高いですが、課題などはなかなか多いのが現状ですね。
ただし、口コミから分かる通り、きちんと学生生活を送っておけば、専門的な技術が学べる良い学校ということがわかります。
偏差値62-65と高い水準を誇っているため、真面目に勉強をしないと赤点を取ってしまったり、希望する進路に進めなくなってしまう可能性もあるため、高校生活を遊んで過ごしたいという方は注意が必要です。
神戸市立工業高等専門学校の対策方法
最後に神戸市立工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。
神戸市立工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」
飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。
また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。
自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。
さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます。
一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。
神戸高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ
社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる公立高等専門学校の1つ、神戸市立工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。
神戸市立工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。
偏差値は62-65と高く、一般選抜では学力検査の点数配分が67%と大きいため、 しっかりとした受験対策に加えて日ごろから学校の授業や課題・テストを疎かにしてしまうと合格は難しいです。
そんな神戸市立工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
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国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。
飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。
さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。
国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、神戸市立工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください。
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