2023.4.28

熊本工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

実践的・創造的技術者の育成を目的とした高等教育機関で、全国に広がりつつある「高等専門学校」略称「高専」ですが、高専も学校によって偏差値や難易度・入試倍率が異なります。

今回は熊本県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「熊本工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。

記事の後半では熊本高専の対策方法について紹介するので、熊本高専への進学を検討している方や熊本高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。

熊本工業高等専門学校

熊本工業高等専門学校のロゴ

熊本工業高等専門学校は、静岡県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。

学校名 熊本工業高等専門学校
住所(熊本キャンパス) 〒861-1102
熊本県合志市須屋2659-2
住所(八代キャンパス) 〒866-8501
熊本県八代市平山新町2627
電話番号(熊本キャンパス) 096-242-2121
電話番号(八代キャンパス) 0965-53-1211
設置学科 情報通信エレクトロニクス工学科 制御情報システム工学科 人間情報システム工学科 機械知能システム工学科 建築社会デザイン工学科 生物化学システム工学科

熊本工業高等専門学校は全6つの科が用意されており、本科の専攻に加えて2年間の研究活動と専攻科特別実習(インターンシップ)・国際交流などを通して学びを深めることが可能です。

専攻科では企業戦略の中核となる研究開発型の技術者を育成するため「電子情報システム工学専攻」、「生産システム工学専攻」、の2専攻が設置されています。。

この専攻科では海外の企業・大学で実習を行うこともできるので、海外の最先端な技術・知識を通してより実践的・活用的な技術・高度な知識を身につけることができます。

熊本工業高等専門学校の特徴

熊本工業高等専門学校は中学課程を修了した学生の受け入れも行っており、5年間の一貫教育を通して科学技術への理解と愛情を深め、近代的な社会の実現に向け、最前線で活躍することのできる国際性豊かな技術者の育成に力を入れています。

5年間の高等教育では設備や教授の質などが担保されており、高レベルな専門教育を行うことで20歳までに大学工学部とほぼ同レベルの専門的な知識と技術を習得することが可能です。

さらに、高専卒業で準学士の称号が与えられ、専攻科に関しては学士の学位を取得することができます。
ですので、専攻科まで進学したのち、大卒と同じ枠で就職することも可能です。

熊本工業高等専門学校の学生寮

熊本工業高等専門学校の学生寮(熊本キャンパス)

熊本工業高等専門学校学生寮
熊本キャンパスの学寮は、南棟・北棟・国際棟の3棟に分かれています。南棟の2~5階は定員140名、3階建ての北棟は定員60名です。国際棟は68名の定員があり、2021年に新設されたシェアハウス型の新しい棟です。学寮は、単に日常生活の場であるのみならず、将来社会人としてお互いが協力できる人間形成の場として位置づけられています。外国人留学生も交え1年生から5年生、そして専攻科生までの男女学生が規則正しい共同生活を送ることで、優れた社会人となるための資質を養うことをめざしています。建物は校内の敷地内にあり、設備も整備され、ゆとりある寮生活を送ることができるとともに静かな環境の中で勉学に励むことができます。各居室にはインターネット接続可能な設備・エアコン・学習机・椅子・ベッド・ロッカーなどが設置されています。

熊本工業高等専門学校の学生寮(熊本キャンパス)

熊本工業高等専門学校学生寮
八代キャンパスの学寮は、男子寮(八龍寮)と女子寮(タ葉寮)からなり、社会人基礎力を養う教育施設として位置づけられています。

外国人留学生も交え、1年生から5年生、そして専攻科生までの男女学生が規則正しい共同生活を送ることで、優れた社会人となるための資質を養うことをめざしています。

建物は、学校の敷地内にあり、設備も整備され、ゆとりある寮生活を送ることができるとともに、静かな環境の中で勉学に励むことができます。

熊本工業高等専門学校の学費

熊本工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。

1~3年生には制服の着用義務がありますので、入学料と授業料以外に制服費用・教科書・体操服等の購入費用が別途必要です。

第1学年〜第3学年の通算36か月間を対称に就学支援金制度が用意されており、入学料と授業料が全額免除・半額免除、もしくは徴収猶予になる授業料免除制度の用意もあります。

奨学金制度

経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が熊本工業高等学校にも用意されています。

熊本工業高等専門学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生・静岡県選奨生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。

また、令和2年4月から世帯収入や資産の要件を満たした学ぶ意欲のある生徒を対称に、給付奨学金・授業料等減免所制度を受けることのできる高等教育の修学支援新制度の対象校になったため、修学支援新制度の利用もできます。

熊本工業高等専門学校の就職

熊本工業高等専門学校は、これまで高い就職実績を誇っており、多くの企業からの求人があります。その求人対して、学校が学校推薦という形で生徒をサポートするため、就職率はほぼ100%と高い数値なっています。
熊本工業高等専門学校を5年間で卒業した生徒は大学工学部レベルの知識・技術に加えて、多くの実験・実習などを経験しているため企業からの評価が非常に高く、生徒1人につき10社以上の企業から求人の依頼が来ることも多くあります。

卒業生の多くは技術系の総合職として企業で働き、現在は技術系幹部として活躍している卒業生が多いです。
ですが、近年は就職先も多様化しており、公務員として役所に就職するなどもみられます。

熊本工業高等専門学校の進学率

熊本工業高等専門学校の位置づけ・卒業後の進学

卒業後の進路|熊本工業高等専門学校ホームページ

熊本工業高等専門学校では進学を選ぶ人も少なくありません。

卒業生の約半数は本校専攻科、もしくは国公立大学工学部に3年次編入として進学しており、さらには、2年間の教育課程である本校専攻科を卒業すると学士として就職したり、大学院へ進学することも可能です。

大学の編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、国立高専からの編入学は多くの国立大学で高専専用の推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられています。

この編入学では、成績優秀者であれば学校からの推薦として、試験内容が面接と口頭試問のみとなるなど高専生だから受けられる特典が多くあります。
だからこそ、熊本高専は旧帝大をはじめとするような難関大学への進学を果たしているのです。

熊本工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説

熊本工業高等専門学校の難易度

それでは、熊本工業高等専門学校の偏差値と難易度についてみていきます。

熊本工業高等専門学校の偏差値は67と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは熊本県内247件中6位、熊本県内国立では1位となっています。
それでも、全国にある高専の平均偏差値は61.7前後と言われているため、67の熊本工業高等専門学校の偏差値は比較的高いといえます。

67もの高い偏差値を誇る熊本工業高等専門学校の難易度も高く、合格を勝ち取るためには7割以上を取ることが重要になります。

熊本工業高等専門学校の評判

本を手に持った10代女子

ここでは熊本工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。

*総合評価
機械に興味がある学生にはとてもいい学校だと思います。熊本キャンパスは3学科とも情報系の学科なので、プログラミングや回路についてたくさん学べます。就職率はほぼ100%で、頑張って卒業すれば引く手も数多です。しかし毎年10数人の退学者や留年者が出るのも事実です。ただサボらない限りほぼ留年はあり得ません。不真面目な友達に流されないように気をつけましょう。
*校則
他校と比べると校則は大分緩いです。女子学生は髪を染めたりばっちりメイクをしたり制服に学校指定ではないリボンやネクタイをつけてとてもおしゃれです。男子学生もピアスをつけたり髪を染めたりおしゃれな人が多いです。
*いじめの少なさ
目立ったいじめはありません。ただ情報に強い学生が多いので、SNS上でのトラブルに気をつけるのは大事です。
*部活
文化部は比較的強いです。ロボコン部は今年全国へ行きました。運動部でも高専大会や、3年生までは普通の高校生の大会に出られます。
*進学実績
就職する人が多いのですが、編入学で大学へ進学することもできます。過去に東大へ編入学された方もいます。
*施設・設備
音を吸収する部屋があり、情報通信エレクトロニクス工学科のpc室に自由に使える3Dプリンターが設置されているなど実験用具も豊富です。また、体育館は2つあり、プールやシャワー室も完備されています。普通高校並みに運動する環境も整っているといえるでしょう。
*制服
夏冬共にブレザーにネクタイで、冬服は男女共に格好良いのですが、夏服は少し物足りない感じがします…。県内のいくつかの高校にも似ている感じが強いです。
*イベント
コロナ禍の影響でなかなか行事に参加できていませんが、文化祭や研修旅行など楽しい行事はたくさんあります!文化祭では女装、男装コンテストが見どころです。
*高校への志望動機
幼少期から機械いじりが好きだったから。
みんなの高校情報<熊本>
*総合評価
専門的な学習に取り組みたい人にとってはとてもいい学校です。しかし、興味がなければ少し辛いかもしれません。ここは国際交流に力を入れていて、毎年留学生が訪れたり、留学生との交流の機会があったりします。校則も緩めなので在学中に色々なことにチャレンジ出来ると思います。高専だからといって陰キャのオタクばかりではありません。運動神経がいい人、コミュ力が高い人、ロボットが大好きな人など多種多様な学生がいます。
*校則
とても緩いです。髪を染めている人もいますし、ピアスをあけている人もいます(いいのかわかりませんが)。スマホを触ってても没収などはないので他の高校に比べるととても緩いと思います。
*いじめの少なさ
いじめはないですね。影で悪口などはあるかもしれません。
*部活
ロボコン部や軽音部が結構盛んです。運動部はサッカーやバレー、バスケや弓道部などが活動しています。
*進学実績
就職率が100%というのはとても強みなのではないかと思います。しかし成績のいい人順で進路が決まっていくので望み通りの仕事に就けないかもしれないので勉強を頑張りましょう。
*施設・設備
全体的に見て不満はないです
*制服
女子はスカートの丈の長さの指定がないため短くしてかわいくしてる女子もいます。冬は上からパーカーなどを着て過ごす学生も多いのが特徴です。
*イベント
文化祭は2日にかけて行う大規模なものでとても盛り上がります。何ヶ月も前から活動をはじめるので、実行委員は大変ですが、とてもやりがいがあると思います。
*高校への志望動機
ロボットについて詳しく学びたかったから
みんなの高校情報<熊本>

以上のように専門的な内容を学びたい生徒、目的のある生徒にとっては専門的な知識を身につけることができるのでいい評判が多くあります。

しかし赤点が60点と高い基準にあるため、真面目に勉強をしないと赤点を取り、進級や卒業が難しくなってしまう可能性もあるため、高校生活を遊んで過ごしたいという方は注意が必要です。

アルバイトやスマホの使用も許可されているなど、校則も厳しくなく、長期休暇では学校の敷地内に設置された合宿所で泊まりながら各部活動の練習をするなど、部活動も盛んな様子が見受けられました。

熊本工業高等専門学校の対策方法

受験勉強をする学生の手元

最後に熊本工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。

まず、熊本工業高等専門学校では推薦選抜学力選抜の2種類の方法があり、その内容は以下の通りです。

推薦選抜

合格の採点は調査書135点・特別活動10点・面接60点の205点満点で総合判断されます。
特別活動とは、部活動や生徒会活動が対象となります。
熊本高専の推薦選抜では、熊本キャンパスでは第二志望まで、八代キャンパスでは第一志望まで出願できます。

学力選抜

合格の配点は学力検査、国語・社会・英語各100点、数学・理科各150点の計600点満点とし、調査書135点満点の合計735点満点となっています。

熊本高専は学力の比重が約8割を占めるほど大きくなっています。ですので、高専入試に対して正しい対策を行うことが重要です。

熊本工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」

飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。

また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。

自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。

さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます

一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。

熊本高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ

社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、熊本工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。

熊本工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。

偏差値は67とかなり高く、学力検査選抜では学力の点数配分が大きいため、しっかりとした受験対策が必要です。

そんな熊本工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。

国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。

飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。

さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。

国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、熊本工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください

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