2023.11.30

岐阜県公立高校入試 入試傾向と入試対策【国語編】

飛高専塾 渡会先生

飛高専塾 岐阜駅前校 渡会先生

指導のこだわりは予備知識ゼロでも理解できる授業にすることです。 英語や数学は積み重ねの教科であり、問題を解くのに理解していなければならない前提がありますが、そこからさかのぼって解説することを意識しています。そうすることでどの段階でつまずいているのかが明確になるからです。言い換えると根本的な事柄を繰り返し説明することを大切にしています。

飛高専塾 岐阜駅前校 校舎長の渡会です。
中学3年生の皆さんは、志望校合格を目指して日々に向けて頑張っていると思います。
受験勉強はテスト勉強と異なり、膨大な範囲から出題される問題への対策が必要となり、より効率の良い勉強が求められます!
そこで、今回は岐阜県公立高校入試の国語の傾向と対策について解説します。

受験生必見の内容ですので、最後までご覧ください!

岐阜県公立高校入試 | 国語の傾向

受験勉強を効率よく行うためにも、まずは岐阜県の公立高校入試がどのような傾向かを確認しておきましょう!

岐阜県公立高校入試 | 国語の難易度

まずは、岐阜県の公立高校入試の国語がこれまで、どのようなものかを説明するためにも、直近3年間の科目ごとの平均点をまとめた下の表をご覧ください。

数学 英語 理科 社会 国語 合計
2022年 48点 62点 63点 67点 76点 316点
2021年 49点 54点 58点 64点 71点 296点
2020年 54点 62点 65点 62点 77点 320点

表を見る限り、国語の平均点は毎年70点を超えており、比較的取りやすい科目だということがわかります。
受験生の皆さんは、まず岐阜県の国語はしっかり対策することで点数を取れる科目であるという事を認識しましょう。
そして、そのための適切な対策を知っていきましょう!

岐阜県公立高校入試 | 問題の構成

国語
大問1 漢字の読み取り・書き取り
大問2 小説の読解
大問3 評論の読解
大問4 古典または漢文
大問5 小論文

国語の問題構成はほぼ定着しており、毎年このような構成になっています。
それぞれの大問の特徴を見ていきましょう。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問1

漢字の読み取り、書き取りの問題です。読み取り、書き取りがそれぞれ5問ずつ、計10問出題されます。配点は各2点の合計20点となっており、決して小さくありません。ですので、自分自身が志望する高校に対して何点取る必要があるかを把握しておきましょう。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問2

大問2では小説の読解問題が出題されます。
登場人物の気持ちを問われることが多く、本文からの抜き出し問題、記号の選択問題、記述問題のいずれかの形式で出題されます。
若者を主人公としたものが多く、読みやすい文章だと思います。
国語の文法の知識を問う問題も出題されます。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問3

大問3では評論の読解問題が出題されます。
筆者の主張を正しく理解できているかを問う問題が多く出題されます。
問題の構成としては小説と同様で、抜き出し問題、選択問題、記述問題などで構成されています。文法に関する問題が出題されることも同様です。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問4

古典もしくは漢文が出題されます。
問題に日本語訳も書かれているので、内容を読み取ること自体は難しくないと思います。
前半では古典なら現代仮名遣いに直す問題、漢文なら返り点をつける問題が出題されます。
後半は内容の理解に関する問題が出題されます。

岐阜県公立高校入試問題の構成 | 大問5

前半はアンケート結果のグラフが与えられて、そのグラフから読み取れることを記述する問題が出題されます。
後半は与えられたテーマに対して自分の意見を120~180字で書く問題です。
段落構成が指定されており、題一段落では自分の考えを、第二段落ではそう考える理由を書くことになっています。
理由には具体例や自分の体験を書くように指示されていることがあります。
自分の意見を簡潔に根拠をもってまとめる力が求められます。

岐阜県公立高校入試 | 国語の対策

入試で出題される文章は比較的読みやすいものが多く、設問も分かりやすいものが多いです。
勉強が苦手な人も国語は高得点が取れる可能性があります。またレベルが高い高校を受験する人は平均点が高い分国語では失敗できません。
国語も他の科目と同じようにしっかりと対策しましょう。
ここからは国語の対策のポイントを紹介します。

①知識問題の対策をしよう

国語には漢字、文法、古典の現代かな使いや漢文の返り点のつけ方など知識問題も多く出題されています。
文法では小説や評論の中の小問の一つとして、品詞や活用形、活用の種類などがよく出題されますが、そのほかにも文節の関係や熟語の構成なども問われる事があります。様々な問題が出題されるので、幅広く文法知識を身に付けなければなりません。

古典の場合は現代かな遣い、漢文の場合は返り点のつけ方が必ず出題されます。
このような知識問題だけでも配点はかなり大きくなっているので、しっかりと対策をする必要があります。

②記述問題の書き方を理解しよう

大問2、大問3ではそれぞれ一題ずつ記述問題が出題されます。
記述問題とは答えを文章で答える問題のことです。
配点がそれぞれ8点と高くなっているので、どのように書けばよいのか理解しておきましょう。
記述問題のポイントを二つ紹介します。

一つ目は何を問われているのかをしっかり確認することです。
まずは問題で何を問われているのかを落ち着いて読み取りましょう。問いと答案にズレが生じていないか注意してください。

解答の仕方も問題に合わせるようにしましょう。
たとえば「~なのはなぜか。」と問われていたら「~だから。」という文末にします。

二つ目はできる限り本文中の言葉を使って書くことです。
自分なりの解答を自由に書くのではなく、できるだけ本文の文章を抜き出して書くようにしましょう。
記述問題は本文から該当箇所を抜き出して、解答に合うように微調整するというのがよい書き方です。

これらを意識して自分の答案を作成してみてください。答案が作れたら、できれば誰かに採点してもらうとよいでしょう。

③小論文への対応

小論文ではテーマに対する自分の意見・理由を書く必要があります。
自分の意見を書くことに苦手意識がある人はまずは模範解答を見てみて、どのように書けばよいのか見てみると良いでしょう。そして模範解答の書き方を参考に答案を書いてみてください。
問題が変わっても段落構成や書き方の様式は変わらないので、何度か書いていると慣れてきて、どのように書けばいいのか掴めてくると思います。

よい文章を書くためのポイントを2つ紹介します。

一つ目は小論文にふさわしい言葉を使うことです。
例えば、「なので」「でも」「~だけど」といった言葉を「そのため」「しかし」「~だが」と変換するだけでしっかりした文章に見えます。 
つまり話し言葉ではなく書き言葉を使うということです。
小論文は採点される文章であることを意識して、適切な言葉遣いを覚えましょう。

二つ目は正しい日本語が書けているかを意識することです。
正しくない日本語として、主語と述語が合っていないものがあります。
例えば「私の特技は英語を話します」という文がおかしいことは分かると思います。
この文の主語は「私の特技」であり、述語は「話します」ですが、主語と述語が対応していないですね。
短い文章では問題なくても、一文が長くなってくるとこうした間違いが出やすくなります。
こうした点にも意識を向けるようにしてください。
出来るだけ一文を短くすると読みやすく、間違いのない文章になります。

小論文はただ自分の意見を書くというだけでなく、試験の答案にふさわしいしっかりとした文章を書こうという意識を持って書いてください。
小論文は自分で採点することが難しいので、できれば誰かに読んでもらうといいですね。

まとめ | 岐阜県公立高校入試の国語の傾向と対策

今回は岐阜県公立高校入試の傾向と対策について説明しました。
受験生の皆様の参考になれば幸いです。

詳しい入試対策については飛高専塾 岐阜駅前校までご相談ください。
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