2023.7.29

鈴鹿工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

高専とは「高等専門学校」の略称で、実践的な知識を持つ技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
1年生の頃から専門科目の授業や実験、実習を積極的に行っており、国立の5年制の学校で、大きな特徴としては高校と大学が合わさったような学校であり、単位制の学校となっています。

高専も学校によって偏差値や難易度・入試倍率が異なります。

今回は三重県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「鈴鹿工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。

記事の後半では鈴鹿高専の対策方法について紹介するので、鈴鹿高専への進学を検討している方や鈴鹿高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。

鈴鹿工業高等専門学校

鈴鹿工業高等専門学校のロゴ

鈴鹿工業高等専門学校は、三重県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。

学校名 鈴鹿工業高等専門学校
住所 〒510-0294 三重県鈴鹿市白子町
電話番号 059-386-1031
設置学科 機械工学科・電気電子工学科・電子情報工学科・生物応用化学科・材料工学科

鈴鹿工業高等専門学校は全5つの科が用意されており、総合イノベーション工学専攻を有する2年制の専攻科を置いています。

技術者養成に関する地域の中核的教育機関として産業の発展を支え、グローバルに活躍する人づくりと、新しい価値により広く地域と社会の発展に貢献することを努めています。

また広い視野からの判断力と技術者としての倫理観を重要とし、クラブ活動やロボコン(アイデア対決・全国高専ロボットコンテスト)に代表される課外活動は人間の幅も広げてくれています。

鈴鹿工業高等専門学校の特徴

鈴鹿工業高等学校は中学を卒業した生徒の受け入れも行っており、5年間の一貫教育を通して科学技術への理解を知識を増やして、より幅の広い専門知識と研究開発能力を身につけたエンジニアになることができます。

授業や実習内容も非常に充実しており、実験・実習をメインとした専門教育を行うことで20歳までに大学工学部とほぼ同レベルの専門的な知識と技術を習得することが可能です。

機械工学科では、機械工学の基礎となる、材料力学、機械力学、熱・流体基礎、機械運動学、メカトロニクスなど幅広い専門科目を学びます。

専攻科を修了した学生は学士(工学)の学位が授与され、学制上も大学卒業生と同等となります。

鈴鹿工業高等専門学校の学生寮|青峰寮


鈴鹿工業高等専門学校には学生寮が用意されており、「青峰寮」と言います。

寮生活を希望する学生が入寮することができる任意寮制で、「教育寮」として運営されています。

低学年男子寮、高学年男子寮、留学生と専攻男子、女子寮の4寮、A寮、2寮、1寮がありそれぞれの寮で楽しく生活しています。
 
      

鈴鹿工業高等専門学校の学費

鈴鹿工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。

他に、制服・教科書教材費等約150,000円(学科によって異なります。)が別途必要になります。

授業料は、在籍36カ月の期間について申請により就学支援金の支給が認められた場合、世帯の課税額に応じて減額される制度があります。

奨学金制度

経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が鈴鹿高等専門学校にも用意されています。

鈴鹿工業高等専門学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生・三重県選奨生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。

令和2年4月から、高等教育の修学支援新制度(授業料等の減免+給付奨学金)がスタートしました。認定要件を満たす学生は、支援区分に応じて、授業料等減免と給付奨学金による経済的支援を受けることができます。 

鈴鹿工業高等専門学校の就職

鈴鹿高専卒業生の就職は、100%です。卒業者数の10数倍の求人が来ます。

鈴鹿工業高等専門学校の卒業生は、企業内での活躍が評価されており、卒業生に対する求人倍率は高い数値になっています。

毎年、就職希望者1人に対し平均10数社の会社から求人採用の申し出があります。
就職活動に際して、大学学部では自由応募制が普通ですが、高専ではほとんどが学校推薦制となっています。

卒業生の多くは技術系の総合職として企業で働き、現在は技術系幹部として活躍している卒業生が多いです。

鈴鹿工業高等専門学校の進学率

鈴鹿工業高等専門学校を卒業して、就職をする学生ばかりではありません。
卒業生の約半数の学生が進学しており、そのほとんどが専攻科や国立大学へ進んでいます。進学者のおよそ4割が推薦入学となります。

優れたエンジニアになるための基礎的教養と技術をつける完成教育を行っていますが、もっと深く勉学を続けたい学生は卒業後、高専の専攻科に進学したり、大学の3年生に編入学することができます

専攻科では高専や短大等の卒業生を受け入れ、2年間の高度融合複合教育を実施しています。

リソースからプロダクト、さらにそのリサイクルまで含めた「循環型生産」の各ステージにおける技術を融合・複合の観点から学び、広い視野から問題をとらえ解決することのできる融合・複合技術に秀でたスペシャリストの育成を行います。

なお課程修了者には、大学改革支援・学位授与機構の審査に合格すれば「学士」の学位が授与されます。

編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、多くの国立大学で高専からの推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられているのです。

鈴鹿工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説

鈴鹿工業高等専門学校の難易度

ここからは鈴鹿工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。

鈴鹿高等専門学校の偏差値は鈴鹿工業高等専門学校の偏差値は66と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは三重県内156件中8位、三重県内国立では1位となっています

全国にある高専の平均偏差値は62.2と言われており、66もの偏差値を誇る鈴鹿工業高等専門学校の偏差値は高いといえます。

高い偏差値を誇る鈴鹿工業高等専門学校の難易度も高く、令和5年に行われた学力選抜での受験倍率の平均は1.78となっています。

鈴鹿工業高等専門学校の評判

本を手に持った10代女子

ここでは鈴鹿工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。

「ものづくりが好き」という人には他に選択肢がないぐらい適している高校だと思います。
ロボットに興味があるなら機械工学科、電子回路が好きな人には電子工学科、プログラミング好きには電子情報工学科。
一つの学校の中にこれほどの選択肢があることは他の学校にない強みです。設備も充実しているので学科間で協力したら何でもできる気がします。
みんなの高校情報<三重>
高校に比べて留年率は高く欠点(赤点)は60点で高めですが、コツコツ勉強したら大丈夫です。
宿題はあまりなく、実験や実習のレポートが低学年からあります。
数学は進むスピードが速く、3年生で大学レベルの範囲をしたりと結構難しいです。学年が上がるごとに専門科目もどんどん増えていきます。知識の積み重ねが大事です。
みんなの高校情報<三重>

以上のように専門的な内容を学びたい生徒、目的のある生徒にとっては専門的な知識を身につけることができるのでいい評判が多くあります。

以上のように専門的な内容を学びたい学生や、目的のある学生にとっては専門的な知識を学べ充実した学校生活が送れます。
しかし、偏差値66という高い水準を誇っているため、真面目に勉強をしないと赤点を取って、進級や卒業が難しくなってしまう可能性があります。その為、高校生活を遊んで過ごしたいという方や工業の専門分野で将来への強い夢を持っていない人は注意が必要です。

鈴鹿工業高等専門学校の対策方法

受験勉強をする学生の手元

最後に鈴鹿工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。

まず、鈴鹿工業高等専門学校では推薦選抜学力選抜帰国子女選抜の3種類の方法があります。

推薦入試では出願資格に成績の基準を設けられており、中学校3年間の9教科の成績が5段階評価で合計110以上(評定平均4.1)を満たした生徒を対象に調査書(内申書)と面接の総合判断で選抜が行われます。

学力検査による選抜は、学力検査および学校長から提出された調査書を総合判定して行います。
出題する教科は主要5科目で理科、英語、数学の3教科は1.5倍の傾斜配点がつきます。国語、社会の2教科は100点満点で計算され、調査書との総合判断となります。

鈴鹿工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」

飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。

また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。

自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。

さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます

一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。

鈴鹿高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ

社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、鈴鹿工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。

鈴鹿工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。

偏差値は66と高いため、しっかりとして受験対策に加えて日ごろから学校の授業や課題・テストなどにも真剣に向き合う必要がございます。

そんな鈴鹿工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
国立高専進学コースの詳細はこちら
国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。

飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。

さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。

国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、鈴鹿工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください
飛高専塾へのお問い合わせはこちら

校舎案内

高専入試無料説明会を開催致します! ×