2023.6.11

津山工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

高等専門学校(高専)とは大学の教育システムとは異なり、社会が必要とする技術者を養成するため、中学校の卒業生を受け入れ、5年間(商船高専は5年半)の一貫教育を行う高等教育機関として、現在、51の国立高専があります。国立高専には、5年間の本科の後、2年間の専門教育を行う専攻科が設けられています。

高専では、幅広く豊かな人間教育を目指し、数学、英語、国語等の一般科目と専門科目をバランスよく学習しています。実験・実習を重視した専門教育を行い、大学とほぼ同程度の専門的な知識、技術が身につけられるよう工夫しているのが特徴です

今回は岡山県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「津山工業高等専門学校」の偏差値や評判、難易度について解説していきます。

記事の後半では津山高専の対策方法について紹介するので、津山高専への進学を検討している方、津山高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。

津山工業高等専門学校

津山工業高等専門学校のロゴ

津山工業高等専門学校は、岡山県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。

学校名 津山工業高等専門学校
住所 〒708-8509
岡山県津山市沼624-1
電話番号 0868-24-8200
設置学科 総合理工学科(先進科学系・機械システム系・電気電子システム系・情報システム系)

津山高専の教育理念である「自律・創造・共生」を掲げ、毎日の教育活動を通じて、高度な技術の習得のみならず、人間性、社会性、国際性を備えた創造力のある技術者の育成をしています。

そのための適切な教育課程の編成と少人数クラス編成、更に充実した教育研究機器・スタッフによるきめ細かな教育指導等を行っています。

津山工業高等専門学校の特徴

津山高専は、産業構造変化に対応しつつ社会が求める教育研究システム構築のため、平成28年度に既存の専門分野である機械、電気電子、電子制御、情報工学科に生物・化学を含む基礎科学分野を追加して一つの学科「総合理工学科」へ再編・統合しました。

異分野融合力とその基盤となる基礎科学をしっかりと学ぶことのできる学科となっており、確かな基礎科学を基盤とした高い専門性を身につけるとともに、分野横断的な融合力を備え、複雑・多様化する科学技術に対して課題の探求と具体的な解決策を提示でき、かつ人間や環境に対してグローバルな視点を有する人間性豊かな人材を育成することを目指しています。

津山高専の国際交流活動では中国・四国地区高専の国際交流教育を推進する拠点校として、日本人学生の海外派遣や海外学生の受入れなど、海外の協定大学と連携した国際的な研修やグローバル教育に取り組んでいます。

さらに、企業等と協力した産学官連携教育、課外活動を通した教養教育、ロボコンを始めとする様々なコンテストへの参加、国内外の学会等での研究発表などの取組を積極的に行っています。

津山工業高等専門学校の学生寮【北辰寮】

津山工業高等専門学校の学生寮【北辰寮】

北辰寮|津山工業高等専門学校学生寮

津山工業高等専門学校には学生寮が用意されており、「北辰寮」と言います。

学寮は、管理棟を除き6棟あり、男子寮と女子寮に分かれています。その内、1寮および2寮1階の東側は女子寮(定員52名)です。男子寮の定員は422名です。

各棟には学習室、各階に洗面所・補食室・洗濯室・トイレ等が設備されています。各部屋にはエアコンを完備しています。

また、学寮専用の食堂・談話室・大浴室・洗濯室・自転車置き場・自動販売機及び物干場等の共用施設・設備も備えています。

居室は男子寮・女子寮ともに1人部屋と2人部屋があります。女子寮には、相談室・多目的室・補食室・洗濯室・洗面所・浴室の共同施設、各階には洗面所・トイレ等の設備を備えています。

津山工業高等専門学校の学費

津山工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。

他に、教科書教材費等が別途必要になります。

授業料は、在籍36カ月の期間について申請により就学支援金の支給が認められた場合、世帯の課税額に応じて減額される制度があります。

奨学金制度

経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が津山工業高等専門学校にも用意されています。

津山高専で取り扱う奨学金は、主に独立行政法人日本学生支援機構の奨学金です。また、その他の団体等による奨学金もあります。

津山工業高等専門学校の就職

津山工業高等専門学校は、これまで高い就職実績を誇っており、企業からの求人倍率は令和4年3月31日現在の求人倍率は29.8倍で、就職は100%となっています。

卒業生の多くは技術系の総合職として企業で働き、現在は技術系幹部として活躍している卒業している卒業生が多いです。

津山工業高等専門学校の進学率

津山工業高等専門学校を卒業したからと言って必ず就職しなければいけないと言うわけではありません。

卒業生のうち約27%が進学を希望し、高専の専攻科に入学、または大学の3年生に編入します。さらに、2年間の専攻科を修了して、大学院へ進学する学生も少なくありません。

編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、多くの国立大学で高専からの推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられているのです。

令和4年度では、九州大学や名古屋大学をはじめとする旧帝大など多くの国公立大学への進学実績を誇ります!

津山工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説

津山工業高等専門学校の難易度

ここからは津山工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。

津山工業高等専門学校の偏差値は59となっており、偏差値ランキングでは岡山県内228件中20位、岡山県内国立では1位となっています。

全国にある高専の平均偏差値は61.7と言われているため、59の偏差値である津山工業高等専門学校は比較的入りやすい高専の一つと言えるでしょう。

ただ、津山工業高等専門学校の人気度は高く、2023年に行われた学力選抜での受験倍率は2.19倍となっています。

津山工業高等専門学校の評判

話をする女性

ここでは津山工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。

将来、工業系の会社に入りたいと思っている人におすすめ。単位があれば楽しい。成績が悪いと後々後悔してしんどいと思う。留年が想像以上に身近なもの。
設備はとてもいいと思う。図書館には専門的な本から最近映画化された小説まであって幅広いジャンルの本がある。他にもミーティングルームなどもあって話し合いをしやすい。あと、パソコンの数が多い。プールもある。
ただ、敷地が広いので初めの頃は迷子になる。
みんなの高校情報<岡山>
校風が自由で、課題に追われ過ぎることが普通科高校などに比べてなく、自分の時間を有効活用しやすいです。就職率もとてもいいですが、上位の人は大学に編入できるのでとにかく進路が色々あります。
工業系ですが、先進は物理・生物系に興味のある人にもおすすめできる学校です。
みんなの高校情報<岡山>
普通の高校とは違い、5年間学ぶことができ、専攻科にも進めたり、卒業後もすぐ就職したりできます。求人倍率はとてもよいです!
今年度から4学科から総合理工学科に改組され、1年生では全員が一緒に基礎的なことを学び、2年生から機械システム系、電気電子システム系、情報システム系さらに、先進科学系の4系を選択して、自分にあった系に進むことができるようになりました。
夏休みは他の高校と比べると、始まりが遅く、終わりも遅いので、期間は長いです。
津山高専は、スポーツ大会が2回と文化祭(弥生祭)がありますが、体育祭がないです。また、修学旅行もありません。しかし、工場見学はもちろん、お金は掛かりますが、海外研修などがあり、いろんな体験ができます。
みんなの高校情報<岡山>

以上のように専門的な内容を学びたい学生や、目的のある学生にとっては専門的な知識を学べ充実した学校生活が送れます。

しかし、赤点が60点と高めで真面目に勉強をしないと進級や卒業が難しくなってしまう可能性があります。
その為、高校生活を遊んで過ごしたいという方や工業の専門分野で学びたいという気持ちや、将来への強い夢を持っていない人は注意が必要です。

津山工業高等専門学校の対策方法

受験勉強をする学生の手元

最後に津山工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。

まず、津山工業高等専門学校では推薦選抜と学力選抜の2種類の方法があります。

推薦選抜

津山高専の推薦選抜では、出願基準を満たした学生が出願することができ、その選抜方法は面接、作文及び調査書を点数化したもので総合評価されます。

各配点は面接・作文が250点、調査書が175点(数学・理科の評定2倍)の合計425点満点になっております。比較的、面接・作文の点数配分は大きいためしっかりとした対策を行う必要があります。

学力選抜

学区選抜では学力検査及び学校長から提出された調査書を点数化します。満点を1030点とし,うち学力検査を700点,調査書(各学年9教科の「学習の記録」5段階評定値の合計)を330点とします。
なお,学力検査における数学と理科の素点及び調査書における各学年の数学と理科の評定値は,他の教科の2倍とします。また,推薦選抜の受験者には総計に5~15点加えます。

上記の点数配分から見ても分かるように、内申点より当日点が重視されています。
そのため、津山高専に合格するためには高専の入試問題に対してどれだけしっかりと対策を行うことができるかがポイントになってきます!
日頃からの学校の勉強に加えて、津山工業専門学校の入試対策も並行して行う必要があります。

津山工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」

飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。

また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。

自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。

さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます

一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。

津山高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ

社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、津山工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。

津山工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。

偏差値は59と高専の中では比較的入りやすい学校となっていますが人気度も高いため、学力検査選抜では当日点の点数配分が大きいため、徹底した受験対策が必要です。

そんな津山工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
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国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。

飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。

さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。

国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、津山工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください
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