2024.2.12
有明工業高等専門学校の偏差値は?評判や難易度・対策方法も解説
飛高専塾 久留米校 緒方先生
生徒とのコミュニケーションを大事に、個々に「やるべきこと」を示していくことを意識しています。「できること」を増やしていき、学習することがおもしろいと思ってもらえることを目指しています。 解ける問題、解けない問題に対して「なぜ?」を問いかけ、生徒が問題の根本を理解し、応用問題への対応力向上を養うことも目指しています。
実践的・創造的技術者の育成を目的とした高等教育機関で、全国に広がりつつある「高等専門学校」略称「高専」ですが、高専も学校によって偏差値や難易度・入試倍率が異なります。
全国のほとんどの都道府県において51校存在する国立高専ですが、なんと福岡県には3校も設置されています。
今回は国立高専が3校もある福岡県に校舎を構える国立高等専門学校の1つ「有明工業高等専門学校」の偏差値や評判を始め、難易度について解説していきます。
記事の後半では有明高専の対策方法について紹介するので、有明高専への進学を検討している方や有明高専を志望校にしている方は、ぜひ最後まで読んでください。
有明工業高等専門学校
有明工業高等専門学校は、福岡県に校舎を構える国立高等専門学校の1つです。
学校名 | 有明工業高等専門学校 |
---|---|
住所 | 〒836-8585 福岡県大牟田市東萩尾町150 |
電話番号 | 0944-53-8611 |
設置学科 | 創造工学科(エネルギーコース · 応用化学コース · 環境生命コース · メカニクスコース · 情報システムコース · 建築コース) |
有明工業高等専門学校は昭和38年に機械工学科・電気工学科・工業化学科の3つの学科が創設されました。そこから工業化学科が無くなり、電気情報工学科・物質工学科・建築学科の5つの科がありました。しかし、平成28年、在校生の選択肢を確保するため、5つの学科を創造工学科に統一し、その中で6つのコース分けを行なっています。さらに、本科の専攻に加えて2年間の研究活動と専攻科特別実習(インターンシップ)・国際交流などを通して学びを深めることが可能です。
専攻科特別実習では企業や官公庁等で実際に技術体験を行うことで今までの経験を実践することができ、実際の経験を通して得た成果を個人の学びに活かすことを目的としています。
この専攻科特別実習では海外の企業・大学で実習を行うこともできるので、貴重な経験を通してより実践的・活用的な技術・知識を身につけることができます。
有明工業高等専門学校の特徴
有明高専は、大牟田、荒尾地域にある唯一の工学系高等教育機関です。
有明高専は、創造性・多様性・学際性・国際性を育成する理念に基づき、実践的な高度技術者を育成します。
有明高専には、創造工学科の1学科を設置しています。入学後の1年半の間は共通教育を実施し、2年生後期に専門の6コース(エネルギー、応用化学、環境生命、メカニクス、情報システム、建築)に分かれます。
なお、建築に関するコース・学科は九州では本校を含めて2校にしか設置されていません。
有明高専には、生産情報システム工学専攻、応用物質工学専攻、建築学専攻からなる専攻科を設置しています。
有明高専は、地域発展のため、地域の産業と連携して共同で研究・技術開発に取組んでいます。
有明高専は、地域貢献として、小中学校の教育支援を出前授業などにより推進しています。
有明高専は、社会に開放された学校で、図書館は一般の人も利用できます。
有明高専は、海外の高等教育機関(シンガポール・ポリテクニック、フランスのエシジェリック等)と交流協定を結んでいます
有明工業高等専門学校の学生寮【岱明寮】
有明工業高等専門学校には岱明寮と呼ばれる学生寮が用意されており、男子寮と女子寮に分かれています。
緑深い台地の校舎地区から坂を下り、6世紀の装飾古墳の一つである国指定文化財「萩ノ尾古墳」から県境を隔てた関川のほとりに「岱明寮」があります。
“若者”の健全な成長を象徴して「若葉」「青葉」「紅葉」「銀杏」「桜」と名付けられた5つの寮舎に、近県から集まったおよそ300名の学生が起居をともにし、教員指導のもとに規律正しい集団生活の中でマナーと連帯感を身につけながら、豊かな人間性を養う教育の場として、寮生活を送っています。
また、規則正しい日々の生活の中にうるおいと変化のある多彩な年中行事を織り込み、信頼と協調の精神を学びとっています。
有明工業高等専門学校の学費
有明工業高等専門学校の入学料は84,600円、年間授業料は234,600円となっています。
1~3年生では制服の着用が必要ですので、入学料と授業料以外に制服費用・教科書・体操服等の購入費用が別途必要です。
第1学年〜第3学年の通算36か月間を対称に就学支援金制度が用意されており、入学料と授業料が全額免除・半額免除、もしくは徴収猶予になる授業料免除制度の用意もあります。
奨学金制度
経済的理由により学費の支払いが困難な学生を対象にした奨学金制度が有明工業高等学校にも用意されています。
有明工業高等学校で受けることのできる奨学金は日本学生支援機構奨学生・福岡県選奨生を始め、地方公共団体や民間団体が行っている奨学金制度等が挙げられ、選考に通れば利用可能です。
また、令和2年4月から世帯収入や資産の要件を満たした学ぶ意欲のある生徒を対称に、給付奨学金・授業料等減免所制度を受けることのできる高等教育の修学支援新制度の対象校になったため、修学支援新制度の利用もできます。
有明工業高等専門学校の就職
近年の求人状況が以下の通りです。
本科 | |
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R3年度 | 求人数:787(倍率32.7倍) |
R2年度 | 求人数:817(倍率45.3倍) |
H31年度 | 求人数:818(倍率26.3倍) |
H30年度 | 求人数:787(倍率35.7倍) |
有明工業高等専門学校の進学率
有明工業高等専門学校を卒業したからと言って必ず就職しなければいけないと言うわけではありません。
卒業生の約半数は本校専攻科、もしくは国立大学工学部に3年次編入として進学しており、2年間の教育課程である本校専攻科を卒業すると学士として就職したり、大学院へ進学することも可能です。
本校専攻科の卒業を経た生徒の半数程度は国立大学の大学院に入学するなど、各個人の目標に合わせた選択ができます。
編入学は基本的にその大学の欠員を埋めるために行われているのですが、多くの国立大学で高専からの推薦入試枠が用意されるようになったため、欠員がない場合でも編入学の機会が設けられています。
編入学では推薦選抜と学力選抜の2種類が用意されており、それぞれ大学によって日程が異なるため、複数の大学を受けることで多くの選択肢の中から選ぶことも可能です。
有明工業高等専門学校の偏差値は高い?難易度も解説
ここからは有明工業高等専門学校の偏差値と難易度について解説していきます。
有明工業高等専門学校の偏差値は63と高い水準を誇っており、偏差値ランキングでは福岡県内453件中43位、福岡県内国立では7位となっています。
全国にある高専の平均偏差値は61.7前後と言われているため、63の偏差値を誇る有明工業高等専門学校の偏差値は比較的高いといえます。
しかし、福岡県の久留米高専、北九州高専と比べると少し、劣るため比較的入学しやすい高専とも言えるでしょう。
63の高い偏差値を誇る有明工業高等専門学校の難易度も高く、実質倍率は1.9とかなり高いです。
有明工業高等専門学校の評判
ここでは有明工業高等専門学校の実際の評判について紹介していきます。
朝と夜は寮で食べますが、昼は学校に弁当を運んでくれます。
一年生は四人部屋です。同学年同士で同部屋になるので友達がすぐできるし、楽しいみたいです。
学校は大学受験がないからか、和気あいあいとしてるみたいです。
みんなの高校情報<福岡>
みんなの高校情報<福岡>
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以上のように専門的な内容を学びたい生徒、目的のある生徒にとっては専門的な知識を身につけることができるのでいい評判が多くあります。
しかし偏差値63と高い水準を誇っているため、真面目に勉強をしないと赤点を取ってしまったり、希望する進路に進めなくなってしまう可能性もあるため、高校生活を遊んで過ごしたいという方は注意が必要です。
アルバイトやスマホの使用も許可されているなど、校則も厳しくなく、長期休暇では学校の敷地内に設置された合宿所で泊まりながら各部活動の練習をするなど、部活動も盛んな様子が見受けられました。
有明工業高等専門学校の対策方法
最後に有明工業高等専門学校への進学を希望している方に向けて、対策方法を紹介します。
まず、有明工業高等専門学校では推薦選抜と学力選抜の2種類の方法があり、推薦入試では一定の条件を満たした生徒を対象に調査書(内申書)と面接の総合判断で選抜が行われます。
学力検査選抜では国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力検査と調査書(内申点)で判断されます。
高専の難解な学力検査入試を突破するためには高専入試に沿った適切な対策が必要です。
有明工業高等専門学校の入試対策は「飛高専塾」
飛高専塾では日本初のハイブリット型学習塾として【一般高校受験×国立高専受験】の2軸を兼ね備えており、少人数制の授業を通してお互いを刺激し合いながら密度の高い授業を行っています。
また、独自の「プレゼンテーション式学習法」を取り入れているので、普段学校でなかなか発言ができないという生徒も塾の授業を通して自己表現能力を身につけることができ、発表内容は宿題からランダムで割り振られるため宿題はもちろんのこと、発表のための準備を自らするようになります。
自己表現能力は面接のときに活かせるだけではなく、今後新しい入試制度が導入された時に必要になってくるなど、受験を突破するのに自己表現能力は欠かせない能力です。
さらに、学習した単元や内容をしっかりと理解できているのか確かめるために塾内オリジナル単元別テストの実施等も行っているため、学んだ内容をあやふやなまま進めるのではなく、しっかりと身につけたうえで勉強を進めていくので学力の底上げができます。
一般高校の受験対策と国立高専高校の受験対策の2つの軸で受験生のサポートをしているため、一般高校への受験を考えている方や国立高専への受験を考えている方、どっちも挑戦してみたいという全ての受験生におすすめです。
有明高専の偏差値と評判・難易度・対策方法|まとめ
社会で活躍できる実践的・技術的な知識・経験を身につけることができる高等専門学校の1つ、有明工業高等専門学校の特徴や進学・就職状況、偏差値や難易度に加えて対策方法まで紹介しました。
有明工業高等専門学校は専門的で実践的な学びを深めることができるだけでなく、海外の企業でインターンすることができるなど、貴重な体験をすることができます。
そんな有明工業高等専門学校への合格を目指すには【一般高校受験×国立高専受験】の日本初のハイブリット型学習塾「飛高専塾」の国立高専進学コースがおすすめ。
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国立高専では一般的な高等学校と入試形式や出題形式・難易度が大きく異なるため、適切な対策を行うことが大切です。
飛高専塾では塾生以外でも申し込み可能な実際の入試問題レベルを想定した「国立高専模試」を実施しており、この模試を通して明確な学力を測り、細分化して分析した自分の苦手を把握することによって受験勉強に活かすことができます。
さらに、高専模試受験者を対象に実際に高専受験を突破した先輩と対面で交流ができ、高専受験に対する疑問や不安、実際に通ってみた感想など様々なお話をすることも可能です。
国立高専への進学を考えている方や悩んでいる方、有明工業高等専門学校への進学を検討している方はぜひ飛高専塾へご相談ください。
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