2023.3.27

『クリスマスとキリスト教』

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

本日は、年に一度のクリスマスですね。チキンやケーキなどの豪華な料理から、クリスマス プレゼントまで良いことだらけの特別な 1 日ですが、クリスマスとはそもそも何なのかをご存じでしょうか。
クリスマスとは、キリスト教の信仰の対象とされている人物、イエス・キリストの降誕を祝う儀式となっています。よくクリスマスはキリストの誕生日と誤解されることがありますが、キリストの誕生日はわかっていません。そのため、クリスマスはキリストが生まれてきたことをお祝いする日なのです。


ところで、キリスト教の行事であるクリスマスがなぜ、日本でも祝われる様になったと思いますか。歴史の得意な方は気づくと思いますが、日本にキリスト教が伝わるきっかけになったフランシスコ・ザビエルをはじめとするイエズス会の宣教師たちによって伝えられました。一時は京都で 100 人が集まり、降誕祭が祝われたり、織田信⻑も降誕祭を祝ったなどの諸説もありますが、程なくして日本からクリスマスの文化は無くなっていきました。その理由は、江戶幕府による 1612 年の禁教令です。江戶幕府は幕府直轄地でのキリスト教の信仰を禁じました。しかし、禁教令を出してもキリスト教徒は増加していくばかりでした。な ぜなら、ポルトガルとの貿易が続いていたからです。幕府はキリスト教の教えが幕府の身分制度に反するために、完全にキリスト教との関係を断ちたいと考えていました。そんなことから 1639 年、キリスト教徒が増える要因であった、ポルトガル船との貿易を禁止し、日本は鎖国体制に入りました。ここからクリスマスというものは日本から一時なくなりましたが、明治時代になると禁教令が解かれ、再び、日本にクリスマスの文化が広まり、さまざまな企業戦略などもあり、日本のクリスマスは進化していきました。


以上が日本にクリスマスがある流れになります。


飛高専塾の歴史では、このように出来事に対してしっかり物語を意識して進めていくことで、さまざまな出来事を連鎖的に覚えれる様な授業を展開していきます。一つの時代の事柄をただ単純に覚えるのではなく、その先でどの様につながっていくのかを意識することで、点数 UP につながります。受験生の皆さん、入試に向け、歴史の全範囲を覚えるために一 度実践してみてください。

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